かつては中国本土に限局されていたLightSpyの活動範囲は劇的に拡大しています。現在、米国や複数の欧州諸国(NATO加盟国を含む)を含む13カ国以上で確認されており、Arctic Wolfは少なくとも117台のC2(指令制御)サーバーが世界中に展開されていると特定しました。
本報告書で最も注目を集めたのは、犯人の特定に至った経緯です。調査中、研究者はLightSpyの管理パネルを調査していたところ、オペレーターの一人が誤ってこのパネルからケンタッキーフライドチキン(KFC)のデリバリーを注文した痕跡を発見しました。しかも、その際に自身の実名とオフィスの住所を使用していたのです。このオペレーショナルセキュリティ(OpSec)上の重大な過失により、Arctic Wolfはインフラ全体を中国の特定の請負企業に直接結びつけることに成功しました
。