この折りたたみ式ジンバル機構は、60の製造工程と100の精密部品から構成されており、通常のスマートフォンとは一線を画すエンジニアリングの賜物です。Honorによれば、ジンバルモジュールのサイズは従来のジンバルソリューション比で65%小型化されています
。
イメージング面では、ドイツの映画用カメラメーカーARRI(アリ) との協業が特筆されます。プロ仕様の色彩科学とモバイルフィルムメイキング機能を融合し、LogC3形式での4K 60fps動画録画をサポート
。6種類のカメラ動作モード(AI SpinShot、Tilt Locked、Super Steady、FPV、FPV Vertical)を備えています
。
| 構成 | 中国価格 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
| 12GB RAM + 512GBストレージ | 9,999元 | 約21万円(約1,482米ドル) |
| 16GB RAM + 1TBストレージ | 12,999元 | 約27万円(約1,927米ドル) |
Robot Phoneの最も異色な点は、ユーザーのジェスチャーに応じてカメラが物理的にうなずいたり傾いたりする点にあります。これは単なるパッシブな追従ではなく、体現型AIによる双方向のインタラクションです。Honorはこれを、スマートフォンをより人間らしく、対話的にするための第一歩と位置づけています。
Honor Robot Phoneは、カスタムハードウェアとシステムレベルのAIで差別化を図る、ハイリスク・ハイアンビションなデバイスです。モーター駆動のジンバル、ARRIとのイメージング協業、YOYO Pro AIエージェントは確かにユニークな提案ですが、中国本土限定の販売とプレミアムな価格設定により、当面のリーチは限定的です。体現型AIのギミックが新たなカテゴリーを創出するのか、それともニッチな好奇心の対象にとどまるのかは、実際のユーザー体験にかかっていると言えるでしょう。