時系列で見ると『III』の物語の完結編となる**『ドラゴンクエストI&II』(HD-2D版)は、それから約1年後の2025年10月30日**に発売されています 。対応プラットフォームはさらに拡大し、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Microsoft Store)に対応しました。Switch 2版は、オリジナルのSwitch版と同日に、グラフィックやパフォーマンス設定が強化されたバージョンとして提供されています 。
三部作をまとめてプレイしたい方のために、両リメイク版をセットにした**『ドラゴンクエスト ロト三部作 HD-2D コレクション』**も、『I&II』と同じプラットフォームで発売されています 。
配信では、2026年春にかけて各所で伝えられてきた、ある数字も再確認されました。『ドラゴンクエスト』シリーズの世界累計出荷本数が、9700万本を突破したのです 。2025年末時点では9500万本以上、2025年半ばには9400万本以上と、半年ほどの間に矢継ぎ早に記録を更新しており、1億本という金字塔が射程圏内に入ってきました 。
背景を補足すると、シリーズの累計販売数はここ数年で急速に伸びています。2021年5月時点では8200万本、2022年3月には8500万本と、おおよそ5年間で1500万本以上も積み増した計算になります 。
今回の配信で最も大きな話題を呼び、そしておそらく最も議論を巻き起こすであろう発表は、次回作『ドラゴンクエストXII』に関するアップデートです。2021年の35周年記念配信で、**『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎(The Flames of Fate)』として初披露された本作が、正式に『ドラゴンクエストXII Beyond Dreams(ビヨンド・ドリームズ)』**へと改題されたのです 。
さらに注目すべきは、堀井氏と斉藤氏が、当初の発表から5年の間に、開発が完全に再始動した事実を認めたことです。斉藤氏は配信の中で、プロジェクト再起動の決断について「シリーズファンの皆さんに心から愛される作品をお届けするため」とその意図を説明しました 。副題の変更も、この方向性の大きな転換を反映したものです。
放送では主人公や仲間たち、フィールドと思われる映像で構成された短いトレーラーが流れましたが、戦闘システムやゲームプレイの具体的な仕組みは一切、明らかにされませんでした 。スクウェア・エニックスは、『Beyond Dreams』の対応プラットフォームや発売時期については何も発表しておらず、プレゼンテーションのトーンからも、本作の完成がまだ数年先であることは明らかでした。
メインシリーズの話題に加えて、モンスター育成RPG「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの最新作、**『Dragon Quest Monsters: The Withered World』**が発表されました。PC、PS5、Switch、Switch 2、Xbox Series X|S向けに「近日発売」予定です 。
また、名作の「完全版」も新たなハードに対応します。**『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』**のNintendo Switch 2向け決定版が、2026年9月24日に発売決定。グラフィックとパフォーマンスの選択オプションが追加されることが確認されています 。
なお、今回の40周年記念の場で、これ以上のリメイクやリマスター作品の発表はありませんでした。しかし、ロト三部作の商業的成功から、次のHD-2Dプロジェクトとして「天空三部作」(『ドラゴンクエストIV』『V』『VI』)を望む声は日増しに高まっています。