反パランティアのステージ演出は、ロンドンを拠点とするアート集団 United Visual Artists (UVA) との新たなコラボレーションによって実現した。長年にわたり政治的なステージデザインで知られてきたバンドの歴史に、また一つ強烈なページが加わった 。観客が体験するのは、次のようなエスカレートしていく一連の視覚的挑発だ。
この2時間のセットには、バンドと長年コラボレーションを続ける映像作家 アダム・カーティス の新作も組み込まれている 。カーティスはこれまでもマッシヴ・アタックのツアービジュアルを手がけており、過去のコラボレーションでは「我々のデータを読み取り、一挙手一投足を予測する機械に囲まれた、奇妙な後ろ向きの世界」を描いてきた
。今回も、彼の歴史的・政治的ドキュメンタリー映像が、パランティア批判をより大きな物語へと織り上げている。
米国では、移民政策への関与や軍事作戦へのテクノロジー提供を問題視する動きが活発だ。City Journal 紙は、デンバーやミネアポリス、南フロリダなどで「極左活動家主導の多都市キャンペーン」が展開されていると報じた 。2026年3月には、HIV/エイズ活動団体 ACT UP ニューヨーク が、マンハッタンの無表示のパランティア事務所前で抗議活動を行い、数百人の参加者が「ダイ・イン」(死を模した座り込み)を決行。同社の軍事AI契約やICEとの協力関係に反対の声を上げた
。サンフランシスコ・ベイエリアでも、草の根団体 Our Revolution などが、政府契約に大きく依存する同社のビジネスモデルを批判し、パロアルト本社前で抗議活動を実施
。高齢女性活動家グループ「レイジング・グラニーズ」や移民権利団体「Mijente」もデモに加わり、同社に「AI兵器を放棄し、大量監視を止める」よう求めている
。
この運動は、過去のロッキード・マーティンに対する反対運動の遺伝子を受け継いでいる。マッシヴ・アタック自身も、SpotifyのCEOダニエル・Ekが軍事AI企業Helsingに投資したことに抗議し、全カタログを同プラットフォームから引き揚げた経緯がある 。また2026年4月にはトム・ウェイツとのコラボ曲「Boots on the Ground」をリリース。ICEによる強制捜査や国内警察の軍事化への反対をテーマにしており、一連の活動と軌を一にしている
。
| 日付 | 都市 | 会場 |
|---|---|---|
| 5月27日 | ヘルシンキ(フィンランド) | ヴェイッカウス・アリーナ |
| 5月30日 | レットヴィーク(スウェーデン) | ダールハラ(野外石灰岩採石場跡) |
| 6月1日 | コペンハーゲン(デンマーク) | ロイヤル・アリーナ |
| 6月4日 | バルセロナ(スペイン) | プリマベーラ・サウンド(フェス) |
| 6月7日 | ベルリン(ドイツ) | ツィタデレ |
| 6月8日 | ブリュッセル(ベルギー) | フォレスト・ナショナル |
| 日付 | 都市 | 会場 |
|---|---|---|
| 7月29日 | シンガポール | ザ・スター・シアター |
| 日付 | 都市 | 会場 |
|---|---|---|
| 8月6日 | ブリスベン | ブリスベン・エンターテイメント・センター |
| 8月9日 | シドニー | クドス・バンク・アリーナ |
| 8月11日 | メルボルン | ロッド・レーバー・アリーナ |
Comments
0 comments