ホーナーはレッドブルを20年間率い、複数の世界選手権を獲得した実績を持つ人物。もしBYDのプロジェクトに関与すれば、次のような強みがあるとみられている。
このアプローチにはメリットもある。
ただし、現実的には最も難しい道でもある。新チームの場合、ファクトリー建設、数百人規模のスタッフ採用、エンジン供給契約、FIAおよびF1の承認など、巨大な準備が必要になる。
もう一つの興味深い要素が アルピーヌF1チーム との関係だ。
これはBYDがアルピーヌを買収するという意味ではないが、ホーナーがすでにパドック内の投資ネットワークを持っていることを示しており、参入ルートとして理論上の選択肢になる可能性はある。
仮にBYDが本格参戦を決めたとしても、F1参入には政治的・財務的なハードルがある。
さらに、新規チームには既存チームの賞金配分が減ることへの補償として アンチ・ディリューション(希薄化防止)費用 を支払う必要がある。キャデラックはこの費用として約 4億5000万ドル を支払うことで合意したと報じられている。
この金額だけでも、新チーム参入が極めて高額なプロジェクトであることが分かる。
F1にとって、中国メーカーの参入は戦略的に魅力的な可能性がある。
中国は世界最大級の自動車市場であり、F1は近年この市場での存在感を高めようとしている。中国資本のワークスチームが誕生すれば、ファン層拡大や商業面での効果が期待される。
現段階では、BYDのF1参戦計画はまだ「探り」の段階にある。
もし計画が本格化すれば、次のステップが必要になるとみられる。
BYDが最終的にグリッドに並ぶかどうかはまだ不透明だが、今回の動きは、F1がいま世界の自動車メーカーにとって再び魅力的な舞台になっていることを象徴している。
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