「Science says the universe had a beginning(科学によれば、宇宙には始まりがあった)」は文としては自然ですが、科学的な説明としては少し言い切りすぎです。観測からわかっているのは、宇宙が約138億年前に非常に高温で密度の高い状態にあり、そこから膨張しながら進化してきたことです。宇宙マイクロ波背景放射は、その初期宇宙を調べる重要な手がかりの一つです。
2
3
9
ただし、その高温・高密度の状態が、空間や時間そのものの「絶対的な始まり」だったのかは、まだ明らかになっていません。ビッグバン理論は宇宙の初期の進化をよく説明する一方、宇宙がなぜ存在するのか、始まりの原因は何か、さらに前に何かがあったのかといった問いには、答えが出ていません。
12
より慎重に言うなら、次のような表現が適切です。
科学は、宇宙が初期の高温・高密度状態から進化してきたことを示している。ただし、宇宙に絶対的な始まりがあったのかは、未解決の問題だ。
2
12