研究が調べたこと
シュメリング、マンニケ、ハンセンの研究は、ファイザー/ビオンテック製の新型コロナワクチンについて、製造ロットごとに疑われる有害事象の報告率が異なるかを調べました。対象はデンマークで2020年12月27日から2022年1月11日までに接種された52ロット、計10,793,766回分です。接種を受けた人は約402万6,000人でした。
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研究者らは、各ロットの接種回数に対する報告件数を比較し、報告率の異なる3つのグループに分類しました。ここで論文が使う「SAE」は、文脈上「疑われる有害事象」を指す用語で、重篤な副反応だけを意味するものではありません。
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報告率の差は、何を意味するのか
研究ではロット間の報告率に差が見られました。研究者らはこれを、安全性に関するシグナルの可能性として提示しています。ただし、自発的な報告データには限界があり、報告された事象が接種によって起きたとは限りません。著者ら自身も、結果はさらなる検討につなげるための「仮説生成的」なものとし、因果関係を推定する根拠には使えないと説明しています。
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また、この研究はロットごとの有効成分の量を測定していません。したがって、ロットの3分の1に有効成分がなく、別の3分の1には少量しか入っていなかった、という主張を示すものではありません。
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要するに、この研究が示したのは報告データのばらつきです。その差がなぜ生じたのか、あるいはワクチンの成分量に違いがあったのかを、この研究だけで結論づけることはできません。
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