これによりFluorはNuScale株の保有をすべて手放しています。
ただし、売却総額は公開情報ベースで 合計約18億ドル超(過去の売却を含めると約24億ドル) とされており、「数十億ドルの投げ売り」という表現はやや誇張的です。
また、株式売却の理由について 「事業に見切りをつけた」などと断定できる公式説明はありません。資本政策や利益確定の可能性など、複数の解釈があり得ます。
NuScaleを巡っては、米国で 証券集団訴訟(securities class action) が提起されています。
投資家側は、2025年5月〜11月の期間における開示内容について、SMR事業の商業化パートナー ENTRA1 に関する説明が誤解を招いた可能性があると主張しています。
訴訟ではFluorも被告として名指しされています。
ただし重要なのは、これは あくまで「申し立て」段階であり、現時点で裁判所が不正や詐欺を認定したわけではないという点です。
拡散している投稿には、事実ベースの部分に加えて次のような強い表現も含まれています。
・「財務不正が確定した」
・「ウォール街が一斉に見限った」
・「数十億ドルの投げ売り」
しかし公開情報を見る限り、これらは 断定できる事実として確認されていません。
NuScaleをめぐるネガティブニュースは、次の3点については実際に起きています。
・2026年Q1売上が前年同期比で大幅減
・大株主Fluorが株式をすべて売却
・ENTRA1関連の証券集団訴訟が提起
ただし、SNSで広がっている「致命的」「不正確定」といった表現は、現時点の公開情報からは かなり強い解釈と言えます。
SMR(小型モジュール炉)はまだ商業化初期段階の技術分野であり、NuScaleも依然として プロジェクト受注と実際の原子炉建設のフェーズに移行できるかが最大の焦点になっています。