2000年に入社し、21年間Googleに在籍したシャジアは、会社があまりに慎重で、革新的なAI製品を世に送り出すスピードが遅すぎると感じていました。彼は、大胆なリリースよりも漸進的な機能追加を好む企業風土に、次第にフラストレーションを募らせていたのです。
2024年、GoogleはCharacter.AIを買収する形でシャジアを再雇用します。その評価額はなんと約27億ドル(約4000億円)。Googleは彼を生成AIプロジェクト「Gemini」の共同リーダーに据え、巻き返しを図りました。当時、GoogleはChatGPTに後れを取り、巻き返しに必死だったのです
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ところが、復帰から2年も経たない2026年6月、シャジアは再びGoogleを去り、今度はOpenAIに移籍することを発表します。自身のX(旧Twitter)で、「OpenAIに加わることを嬉しく思う。卓越したチームとの協力を楽しみにしている」と述べる一方、「去るのは難しい決断だった。Googleの素晴らしいチームと、共に成し遂げたすべてのことに誇りを持っている」と心情を綴りました
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シャジアのキャリアは、テクノロジー大手に永遠に付きまとう根本的な葛藤を浮き彫りにしています。すなわち、画期的なAIを世に送り出したいという欲求と、安全性やブランドリスクを重視する企業の慎重さの間の緊張関係です。2021年、Googleはチャットボットを世に出す準備ができていませんでした。ところが2024年には、状況が一変し、かつてその判断に抗って去った天才を、数千億円を投じて呼び戻すに至ったのです。そして2026年、シャジアは自らの最善の道がOpenAIにあると判断しました。OpenAIは、同様に大胆なミッションを掲げて創業された企業です。