試合は前半終了間際に劇的な展開を迎えます。前半アディショナルタイム3分、パラグアイのミゲル・アルミロン(Miguel Almirón)が口論の最中に口を手で覆いながらトルコのDFメルト・ミュルドュル(Mert Müldür)に話しかけたのです。ミュルドュルが主審に抗議し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認の後、エルサルバドル人のイバン・バートン(Iván Barton)主審はアルミロンに一発退場を宣告しました
。
アルミロンは、ワールドカップ史上初めて「口を覆ったこと」で退場となった選手となりました。これはIFAB(国際サッカー評議会)が新たに導入した規則で、対立の場面で口を覆い、相手に口元を読ませない、または相手とコミュニケーションを取る行為を禁じるものです。パラグアイは後半全体を10人で戦いましたが、見事にリードを守り切りました
。
米国代表(USMNT)は、このパラグアイ戦に先立つ6月19日に行われた試合でオーストラリアを2-0で破り、2戦終了時点で勝ち点6としていました。パラグアイがトルコに勝利したことで、オーストラリア(勝ち点3)、パラグアイ(勝ち点3)となり、アメリカは3点差で両国をリードしました
。
アメリカは対戦成績でオーストラリアとパラグアイの両方に勝利しており、残り1試合で首位を明け渡す可能性は完全になくなりました。グループステージ突破を確定させる「y」の表示が、グループDの順位表でアメリカに付きました。第2ラウンド終了時のグループDの順位表は以下の通りです。
| 順位 | チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
|------|------|--------|-------|---|---|---|---|------|------|--------|
| 1 | アメリカ (y) | 6 | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1 | +5 |
| 2 | オーストラリア | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 |
| 3 | パラグアイ | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 4 | -2 |
| 4 | トルコ (e) | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | -3 |
トルコは初戦でオーストラリアに0-2、続くパラグアイ戦で0-1と敗れ、勝ち点0で第2ラウンドを終えました。オーストラリアとパラグアイがともに勝ち点3を獲得したため、残り1試合を残してトルコのノックアウトステージ進出の可能性は完全に消滅しました
。トルコは、2026年大会で最も早く敗退が決まった国の一つとなりました
。
グループDの最終ラウンドは、勝ち点3で並ぶパラグアイとオーストラリアが直接対決し、2位の座を争うことになりました。この試合の勝者がグループ2位として決勝トーナメント(ラウンド・オブ・32)に進出します。引き分けの場合は、第2ラウンド終了時の得失点差でオーストラリアが有利な状況です
。
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