2026年上半期、銅セグメントの活躍は特に際立ちました。銅、アルミニウム、リチウムの3事業を合わせた調整後EBITDAへの貢献は、初めて50%を超えました。これは、リオ・ティントが従来の主力である鉄鉱石依存から多角化を進めていることの重要なマイルストーンです 。銅単独のEBITDAは前年同期比で84%も増加しました。モンゴルにあるオユ・トルゴイ(Oyu Tolgoi)地下銅山の生産本格化がその原動力です
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CEOのサイモン・トロット氏は、上半期を「業績の『ステップチェンジ(段階的変化)』」と表現し、銅がその主役だと述べています 。成長商品へのシフトは単なる「保険」ではなく、収益の中核エンジンになりつつあります。
鉄鉱石事業は、2025年と比較して価格が下落する中でも、力強い生産を維持しました。西オーストラリアのピルバラ地域では4月以降で過去最高の生産量を記録し、上半期の生産量はリオ・ティントの通年見通しである2億8,000万トンに沿ったものとなりました 。
ただし、ピルバラ事業の単位あたり現金コストは、従来の24.10ドルから24.80ドルへと小幅に上昇する見込みです。これは、同社が示すガイダンス範囲(23.50~25.00ドル)の上限近くに位置します 。このコスト上昇は軽微ですが、もし鉄鉱石価格がさらに軟化した場合には注視すべきポイントです。
| 指標 | 2026年上半期 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| フリーキャッシュフロー | 38億ドル | +75% |
| 中間配当 | 34億ドル(1株あたり211セント) | +43% |
フリーキャッシュフローの75%増加は、設備投資を拡大したにもかかわらず達成されました。事業の劇的な改善と商品価格の高騰が実現させたものです 。配当総額は34億ドル(配当性向50%)に増額され、これは経営陣が向上したキャッシュ創出力に強い自信を持っていることの直接的な表れです
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リオ・ティントの2026年上半期決算は、戦略的な転換が現実のものとなりつつあることを示しています。鉄鉱石は依然として重要なキャッシュを生み出す柱ですが、銅とアルミニウムが収益ストーリーの主役になる日はそう遠くなさそうです。データセンターからの強い需要、生産量が増加するオユ・トルゴイ鉱山、そして厳格なコスト管理。これらの組み合わせが、より高い利益とより高い株主還元を同時に実現しています。