2026年には5つの2nm工場が量産ランプアップに入ります。これはTSMC史上、最も積極的な拡張です。主要施設は以下の通りです。
Apple は、初期の2nm生産能力の50%超を確保しています。受注内容はiPhone 18向けのA20およびA20 Proチップです。Appleは2026年中に合計4種類の2nmチップを投入することを目指していると報じられています。
Google は、Pixel 11シリーズに搭載するTensor G6チップに2nmを採用すると広く報じられています。これは世界初の量産2nmスマートフォンチップとなるとみられ、Pixel 11は2026年8月、iPhone 18より約1ヶ月早く発売される見込みです。この情報は台湾の経済日報が最初に報じ、複数のメディアが追随しましたが、GoogleとTSMCのいずれも正式には確認していません。
その他の確定顧客 には、AMD、Qualcomm、MediaTek、Broadcom、Intelが含まれ、いずれも2nmの生産開始またはテープアウトを予定しています。N2における目玉のAI向けチップスロットは、AMD(Zen 6およびEPYC Venice)とBroadcomが獲得したとみられ、NVIDIA(Rubinアーキテクチャ)は初世代ではN3Pに留まるとされます。
サムスン電子 は、2025年11月に自社の2nm GAA(Gate-All-Around)プロセスの量産を開始したと発表し、TSMCに数ヶ月先んじる形となりました。しかし、サムスンの歩留まりは約60%で苦戦しているとされ、1nmの量産スケジュールを延期して2nmの安定化に注力しています。同社は2026年から次世代スマートフォンAP向けに、改良型2nmであるSF2Pの開発を加速しています。また、先端ノードへの投資資金を捻出するため、5nmおよび4nmプロセスに10~15%という大幅な値上げを実施しました。
Rapidus(日本) は、2027年の2nm量産開始を目標としています。同社の2nmプロセス「2HP」は、TSMC N2に匹敵するトランジスタ密度(1平方mmあたり2億3731万個)と、Intel 18Aを上回る性能を示していると報じられています。Rapidusは攻勢的な顧客獲得戦略として、2nmウエハーの価格を1枚**350万円(約2万3000~2万4000ドル)**に設定する構想であり、これはTSMCの3万ドルと比較して同等かそれ以下となります。また、2020年代中には1.4nmプロセスの生産を目指しています。
Intel — Intel 18A(2nmクラスに相当)も競争に加わっていますが、アナリストは概ね、TSMCが3nmでそうであったように、2nmでも主導権を握ると予想しています。