CryptoQuantの寄稿者TheKrissOnChain氏をはじめとするオンチェーンアナリストは、2012年以来のすべてのビットコインベア相場の終了を示してきた「二つの条件」によるフレームワークを採用しています。このどちらの条件も現在は満たされていません。
条件1:含み益比率が64%を超える
過去のベア相場終了時における含み益比率は以下の通りです。
条件2:30日間のLTH-SOPR平均が1.0を上回る
長期保有者(LTH:155日以上移動していないコインを保有する投資家)のSpent Output Profit Ratio(SOPR)の30日移動平均は、LTHが利益確定売り(1.0超)を行っているか、損切り売り(1.0未満)を行っているかを示します。
2026年6月下旬時点で、この30日平均は0.88と、損益分岐点である1.0を大きく下回っています。2026年の最初の176日のうち87日間で1.0未満を記録しており、その内訳は2月24日から4月27日までの期間と、6月2日から現在までの継続期間の二つに分かれます
。
今回が2026年初めて、含み益比率が危険な水準に回復した例ではありません。今年4月下旬から6月1日にかけて、含み益比率は一時67% まで上昇し、64%の閾値を超えました。また、LTH-SOPRの30日平均も35日連続で1.0を上回っていました。しかし、このブレイクアウトは劇的に失敗し、指標はその後46.2%の低水準へと急落しました
。
含み益比率以外にも、オンチェーン上のシグナルは一致していません。
ビットコインの含み益比率が57.5%まで回復したことは、6月下旬の46.2%という低水準からの顕著な改善ですが、オンチェーンアナリストはこれがベア相場の終了を確認するものではないと一致して見解を示しています。具体的には、含み益比率が持続的に64% を超え、かつ30日間のLTH-SOPR平均が持続的に1.0 を超えるという2つのゲートが開かなければなりません。今年初めに67%まで上昇して失敗したケースが警告となる中、トップアナリストの間では、耐久性のある底値はそれ以前ではなく2026年第3~4四半期に形成されるという見方が支配的です。