Owl & Co.の推計によれば、中国を除く世界の縦型動画経済(TikTokやYouTube Shortsを含むショート動画プラットフォーム全体)は、2026年に1500億ドル(約22兆5000億円) の収益を生み出す見通しだ。これは前年1060億ドルから42%の増加となる 。
このうち、マイクロドラマ専用アプリ(縦型メディアアプリ)の収益は、中国国外で40億ドルに達する見込み。参考までに、中国国内のマイクロドラマ市場は2025年時点ですでに150億ドル(約2兆2500億円) を超えている 。
レポートが最も衝撃を持って伝えたのは、視聴者層の劇的な変化だ。
この発見は、AI生成メディアをめぐる文化的議論に一石を投じるものだ。
「視聴者は想定よりも若く、男性が多く、より深くエンゲージしている。そして、AI生成コンテンツに対する受容性は、広く行われているAIに関する文化的議論が示唆するよりもはるかに高い。」
Holywaterは2つのアプリを並行運営している。実写の「My Drama」とAI生成ドラマ専用の「My Muse」だ。同じインフラ上で計測した結果、AI生成コンテンツのエンゲージメント率は実写と同等であり、一部の旗艦タイトルではAI作品のリテンション(継続視聴率)が実写を「わずかに上回る」ことが判明した 。
この傾向は中国市場のデータとも一致する。中国では2025年、AI生成のコミックスタイルドラマだけで約2440億円(168億元) の市場シェアを獲得。2026年初頭までに毎月1万本以上のAI生成タイトルがリリースされている 。
レポートの直接の内容ではないが、Holywaterの市場での位置づけを理解する上で重要な2つの動きが2026年前半にあった。
55ページの調査は、Holywaterの「My Drama」「My Muse」両アプリの匿名ユーザーデータを基に、Owl & Co.が独立して分析したものである 。2026年7月23日に公開され、Deadline、Variety、Yahoo Financeがその内容を報じている 。