障害は、個人から企業まで幅広く利用するサービスに及び、一部の機能が使えなくなったり、まったくアクセスできない状態が発生しました。
今回の障害の影響は北米地域に集中していましたが、一部では世界的な影響があったとの報告もあります。障害のピークは東部時間午前11時11分で、Downdetectorには2,403件のユーザー報告が寄せられました。これは通常のベースライン(約29件)を大幅に上回る数字です。内訳としては、**SharePointが全体の78%**と最も多く、次いでExcel(11%)、管理センター(6%)となっています。マイクロソフトは、「北米の特定のネットワーク経路を通じてMicrosoft 365にアクセスしているユーザーに影響が出ている」と発表しました。
同日、上記とは別のAzure接続障害も報告されています。
このAzure West USの障害が、Microsoft 365全体の障害と因果関係があったのか、単に同時期に発生した別の問題なのかは、現時点の報告からは明らかになっていません。
マイクロソフトは、原因をAzureにおける最近のネットワークまたはインフラ構成の変更と特定しました。この変更により、特定のネットワーク経路のサービスが劣化したと見られます。同社はトラフィックの再ルーティングを実施し、根本原因を特定した後に対象を絞った緩和策を展開。これは構成・変更管理上の問題であり、セキュリティインシデントではないとしています。
マイクロソフトは、Microsoft 365 StatusのX(旧Twitter)アカウントを通じて障害を周知し、管理者向けには管理センターのインシデントMO1437424を参照するよう案内しました。障害のピーク時には、顧客に対し事業継続計画(BCP)と災害復旧計画の確認を推奨しています。
Microsoft 365の大部分のサービスは、同日中に復旧しました。Azure West USリージョンの障害も解決済みです。最新の報告によれば、影響を受けたすべてのサービスは正常に稼働しています。マイクロソフトは今後、主要なインシデントに関する詳細な原因分析を含む事後レビュー(PIR)を公開する見込みです。