スペースXはその後、スターシップとスーパーヘビーを分解し、格納庫へ戻して影響を受けたエンジンを交換した。さらに、起動シーケンスを改良し、「タイミングのばらつきに対してより堅牢」なものにするとともに、着火時にエンジンを望みの方向に反転させる信頼性を向上させた。
Flight 13は、アップグレードされた**第3世代「スターシップV3」**の2回目の飛行となる。達成されればスターシップ計画の大きな飛躍となる野心的な目標を掲げている。
7月23日の打ち上げ試行における最大の不明点は天候だ。米国国立ハリケーンセンター(NHC)によると、日本時間7月23日午後1時時点で、**熱帯嵐バーサ(Bertha)**はルイジアナ州レイクチャールズの南約56kmに位置し、最大風速45mph(約72km/h)、時速約16kmでテキサス州沿岸に向けて西進している。
スターベースがあるテキサス州南端を含む、ルイジアナ州モーガンシティからテキサス州サージェントにかけての湾岸地域には、熱帯嵐警報が発令されている。サンアントニオ・エクスプレスニュースの気象予報士によれば、今回の打ち上げ試行は**「雨、雷雨、強風の影響を受ける可能性が高い」**という。湾岸地域では地上で30~50mph(約48~80km/h)の突風が観測されており、スターベースの打ち上げ時刻の予報では降水確率50%と予想されている。
スペースXは、天候が打ち上げウィンドウの現時点での重大な監視項目(significant watch item)であると述べており、USAトゥデイは「今回の試行では、ミッションを遅らせるのは機械的な問題ではなく、自然のものかもしれない」と報じている。
打ち上げは予定通り行われようとしているが、熱帯嵐バーサの接近により、天候による打ち上げ延期(ウェザースクラブ)の可能性が非常に高い。もし打ち上げが強行されれば、2基のエンジン交換と改良された着火シーケンスを経た後、実用Starlink V3衛星の初展開と、初の宇宙空間でのRaptorエンジン再着火に挑む記念碑的なミッションとなる。