| 仕様 | 詳細 |
|---|---|
| 画面サイズ(対角) | 10.1インチ |
| 解像度 | 1200 × 1920ピクセル(24ビットRGB、ネイティブポートレート) |
| パネル方式 | IPS TFT LCD、ノーマリブラック、透過型 |
| 視野角 | 85度 |
| バックライト輝度 | 400 cd/m² |
| 表面処理 | 反射防止加工 |
| タッチ方式 | 静電容量式マルチタッチ、10点同時タッチ(5/7インチは5点) |
| タッチ応答速度 | 最大35ms |
IPS方式の採用により、85度という広い視野角でも色味やコントラストが安定して見えるのが特徴です。
購入を検討される方は、この点を必ずご確認ください。10インチTouch Display 2は、以下のボードのみに対応します。
以下のボードでは動作しません。
その理由は? 10インチパネルは、映像伝送に4レーン分のDSI(ディスプレイ・シリアル・インターフェース) と、新しい細幅の高帯域リボンケーブル用コネクタを必要とします。Pi 5とCompute Module IOボードにしか搭載されていない仕様です。旧型ボードはDSIレーンが2本しかないか、コネクタの形状が異なります。
もしRaspberry Pi 4またはそれ以前のボードをお持ちなら、5インチまたは7インチのTouch Display 2をお選びください。こちらは2レーンDSIで動作し、Pi 4以前を含む幅広いモデルに対応しています。
箱の中身は以下の通りです。
ディスプレイの電力はGPIOヘッダー経由でRaspberry Pi本体から供給されるため、画面用の別途電源は不要です。
Raspberry Piは、Touch Display 2シリーズ(10インチ含む)の生産を少なくとも2030年1月まで継続することを公表しています。長期間の製品計画や組込みプロジェクトにおいても安心して採用できるという強い意志を示しています。
Raspberry Pi公式は、本製品を「タブレット、エンターテイメントシステム、情報ダッシュボードなどのインタラクティブプロジェクトに最適」と位置づけています。大型画面と10点マルチタッチにより、以下のような用途が想定されます。
10インチモデルは、Touch Display 2シリーズの中で最高解像度・最多タッチ点数を持つフラッグシップですが、その分互換性は最も限定的です。公式スペックに基づく比較表は以下の通りです。
| 特徴 | 5インチ | 7インチ | 10インチ |
|---|---|---|---|
| 解像度 | 720×1280 | 720×1280 | 1200×1920 |
| タッチ点数 | 5点 | 5点 | 10点 |
| 視野角 | 80度 | 85度 | 85度 |
| バックライト輝度 | 500 cd/m² | — | 400 cd/m² |
| Pi互換性 | Pi 4以前対応 | Pi 4以前対応 | Pi 5 & Compute Moduleのみ |
| 価格 | $40 | $60 | $80 |
5インチ・7インチモデルはRaspberry Pi 4、3、2、1B+(Zeroシリーズを除く)と幅広い互換性がありますが、10インチはPi 5とCompute Moduleに限定されます。
Raspberry Pi 10インチTouch Display 2は、Pi 5やCompute Moduleユーザーにとって、大型・高解像度・本格マルチタッチを手頃な価格で実現する、確かなアップグレードです。$80という価格は、10.1インチIPSパネルとして競争力があり、2030年までの長期生産保証は商用・長期プロジェクトにも大きな安心材料です。
ただし、互換性の制限は絶対です。Pi 4以前のボードでは絶対に動作しません。購入前にご自身のRaspberry Piのモデルを今一度ご確認ください。