7月15日、ヘイズ氏は市場に再参入し、OTC(店頭取引)スタイルの2つの取引で1,900ETH以上を取得した。オンチェーンデータ分析プラットフォームOnchain Lensの追跡によると、その仕組みは次の通り。まずヘイズ氏がプライムブローカーのFalconXに125万USDCを送金
。その数分後、Galaxy Digitalが同氏のウォレットに646.33ETH(約124万ドル) を送付した
。このUSDC送金とETH受領がほぼ同時に行われるパターンは、非公開で交渉されたOTC取引であると広く解釈されている。
さらに同日、ヘイズ氏は別途約248万ドルで1,293ETHを購入。1日あたりの合計購入量は約1,939ETHとなり、取得価格は1,900ドルを超えていた。この買い戻しにより、6月の売却によるポジション減少のかなりの部分が実質的に解消された。
7月20~21日、オンチェーン分析プラットフォームLookonchainが、ヘイズ氏による新たな購入を検出。1,332.5ETHを約253万ドルで取得した。1ETHあたりの取得価格は約1,899ドルと推定されている
。これは7月に入って3回目のETH買い付けとなり、7月の累計購入量は3,270ETH超(約620万ドル)、ウォレット残高は10,000ETHを超え、当時の時価で1,900万ドル以上の価値となった
。
ヘイズ氏の動きは、匿名の大口投資家による広範な買い集めの波の中で発生した。7月15~17日の間に、新規作成された7つのウォレットがCoinbase Primeから合計89,396ETH(約1億6,488万ドル) を引き出した。
最大の単独引き出しは7月16日の30,000ETH(約5,760万ドル) だった。続いて7月17日には、さらに新規の2つのウォレットが同プラットフォームから20,000ETH(約3,772万ドル) を引き出した
。また別のクジラは、同じ期間に30,100ETHを自己管理ウォレットに移動させていたことが確認されている
。このような取引所ウォレットからの大規模なETH流出は、大口投資家の間でETHを自己管理ウォレットで保有したいという意欲が、協調的あるいは偶然にも高まっていることを示唆している。
注記:一部で報じられた「Fidelity Custodyからの21,300ETH移動」という特定の主張については、本記事で使用した検索結果内では独立して確認できなかった。より広範なクジラの買い集めについては、複数のソースで十分に裏付けられている。
アナリストは、強気派が出来高を伴い、心理的に重要な2,000ドルをデイリー終値ベースで明確に上抜ける必要があると指摘。それが実現すれば、2,400~2,500ドル台への上昇経路が開かれる可能性がある。逆に2,000ドルを突破できない場合、1,800ドルのサポートゾーンを再び試す展開も考えられる
。
同時に、イーサリアムのステーキング比率は過去最高の33.9%に達し、約4,090万ETHがステーキングコントラクトにロックされている。これは供給サイドの追い風となり、需要が持続すれば価格を支える要因となり得る。