6月26~27日、オーストリアGP週末にパーマン代表は同じような憶測を完全に否定していた。
「内部で全く話し合っていない。どこからそんな話が出たのか分からないが、少なくとも我々から出た話ではない。」
当時は「単なる噂」と一蹴し、2027年シートに関する内部協議は「ゼロ」と断言していた。ところが、3週間後のスパでは否定をやめ、ツォロフを「次の候補」とし、「今年後半に声をかけるかもしれない」と認めたのだ。6月末の全面否定から、ツォロフを2027年シートの最有力候補として公然と認める姿勢への明確な転換である。
パーマン代表の認識を変えた最大の要因は、ツォロフのF2での圧倒的なパフォーマンスだ。シルバーストン(第7戦)でスプリント&フィーチャーを完全制覇し、選手権リーダーに浮上。現在17ポイントのリードを築いている。フィーチャーレース勝利は今季4勝、総勝利数は6勝に達する。F2史上初の3連勝も達成した。
1. F2選手権タイトル獲得
レッドブル・ジュニアプログラムの伝統では、F2タイトル獲得がF1昇格のほぼ必須条件。ツォロフがタイトルを獲れば、昇格への最大のハードルをクリアする。
2. レッドブル・ドライバーパイプラインの力学
3. 決断のタイミング
パーマン代表は「今年後半」と明言。レーシングブルズは2027年のラインアップをまだ確定しておらず、扉は開かれている。
4. F1プラクティス出走経験の欠如
6月末時点でツォロフはF1のプラクティスセッションに一度も参加しておらず、レーシングブルズは新人義務FP1を岩佐歩夢に託していた。レッドブルが実戦経験を重視するなら、この点はマイナス材料となる。
5. 年齢と現在のフォーム
2006年12月生まれの19歳。F2フル参戦は今季が初めてだが、6勝はレッドブル・ジュニアプログラム内で突出した成績である。
ツォロフの支配的なF2シーズンと、ローソン&リンドブラッド両名の契約切れが重なり、現実的な昇格の窓が開いている。パーマン代表のベルギーGPでの発言——「次の候補」認定と「今年後半」の判断——は、6月の全面否定から明確に軟化したものだ。
最も可能性の高い道筋は、ツォロフがF2タイトルを獲得し、かつレッドブルのトップチームで再編(おそらくフェルスタッペンの移籍が引き金)が起きた場合、彼が2027年レーシングブルズのシート第一候補となるというものだ。
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