事故は現地時間17時ごろ、フィニッシュラインまで約350mの地点で発生しました。選手が到着する約20分前のことです。 当該車両はフランスのスポーツ紙『レキップ(L'Équipe)』の記者を乗せた報道車両で、ドライバーは走行中に突然の体調不良(「曖昧な不快感」=失神)を起こし、意識を失ったと報じられています。 車は左側の金属製の観客誘導バリアをなぎ倒し、その後ろにいた観客を直撃しました。地元検察はすでに捜査を開始しています。
8人の観客が負傷しました。
負傷者のうち2人が病院に搬送されました。
レース自体は中断されることなく行われました。マチュー・ファン・デル・プール(アルペシン・プレミアテック)が、4人の逃げ集団からスプリントを制し、3時間27分51秒でステージ優勝を果たしました。
| 順位 | 選手 | 国籍 | タイム |
|---|---|---|---|
| 1 | マチュー・ファン・デル・プール | オランダ | 3:27:51 |
| 2 | トビアス・ハラン・ヨハネセン | ノルウェー | + 0:00 |
| 3 | トム・ピドコック | イギリス | + 0:00 |
| 4 | アレックス・ボーダン | フランス | + 0:00 |
| 5 | フィリッポ・ガンナ | イタリア | + 0:06 |
フランス気象局(メテオ・フランス)は、コレーズ県(Corrèze)に対して「非常に激しい熱波」として**レッドアラート(最高警報)**を発令していました。 スタート地点で38°C、ゴール地点で36°C、ルート沿いでは最高41°Cに達する予報でした。
この異常気象を受け、主催者のASOは第9ステージの距離を当初の185.5kmから30km短縮し、155.5km(実際の走行距離は154.6km)に変更しました。 短縮区間はブリーヴ=ラ=ガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)付近の早期セクションでした。 また、UCIの異常気象プロトコルに基づき、選手の健康を守るために制限時間も延長されました。
今回のウッセルでの事故は、近年のツールの先遣車両関連事故としては最も深刻な観客負傷事故です。しかし、大会を巡る安全上の問題はこれが初めてではありません。