これにより、グランドスラムのシングルス決勝では史上初となる、チェコ人同士の対決が実現した。
リンダ・ノスコワ 6-2, 5-7, 6-3 カロリーナ・ムホバ — ノスコワが自身初のグランドスラムタイトルを3セットの熱戦の末に手にした。第1セットを圧倒したものの、ムホバが第2セットを取り返す粘りを見せた。ノスコワは試合を通じて 計6回のチャンピオンシップポイントをしのぎ、最後は力で押し切った。
男子準決勝では、世界ランク1位の圧巻のパフォーマンスと、経験豊富な選手の悲願の決勝進出が光った。
ヤニック・シナー(第1シード) 6-4, 6-4, 6-4 ノバク・ジョコビッチ(第7シード) — シナーは、ほぼ完璧なプレーで、ジョコビッチによる前人未到のグランドスラム25勝目への挑戦を粉砕した。前年覇者であるシナーは、第3セットの中盤まで一度もブレークポイントを許さず、唯一のチャンスもエースで切り抜けた。これでシナーは、2025年の準決勝に続き、2年連続でウィンブルドンでジョコビッチを倒したことになる。
アレクサンダー・ズベレフ(第2シード) 7-6(0), 6-2, 6-4 ジェイコブ・ファーンリー — 世界ランク3位のズベレフは、センターコートでの圧巻のプレーで、自身初のウィンブルドン決勝進出を決めた。ドイツ人選手は準決勝でセットを落とさず、ファーンリーのサーブを4度ブレークし、タイブレークも支配した。イギリス出身のワイルドカード(主催者推薦)であるファーンリーの快進撃はベスト4で止まった。
男子決勝は ヤニック・シナー vs. アレクサンダー・ズベレフ — 世界ランク1位と同3位による対決となった。前年覇者のシナーは、2025年決勝でカルロス・アルカラスを破って以来の連覇を目指した。一方、ズベレフは自身初のウィンブルドンタイトルと、2024年全仏オープンに続くグランドスラム2勝目を目指した。
※入手可能な報道によると、本稿執筆時点では男子決勝はまだ終了しておらず、ライブスコアは0-0で試合開始を待っている状態であった。
2026年ウィンブルドン選手権は、世代交代の大会として記憶されるだろう。いくつかの要因が重なり、テニス界が新たな時代に突入した感を強くさせた。
| 試合 | 結果 | 試合時間 | 主なスタッツ |
|---|---|---|---|
| 女子準決勝:ノスコワ vs. コスチュク | 6-4, 6-4 | 79分 | ノスコワのネットポイント獲得率83% |
| 女子準決勝:ムホバ vs. ガウフ | 6-2, 1-6, 7-6(12-10) | 2時間11分 | 22ポイントのスーパータイブレーク |
| 女子決勝:ノスコワ vs. ムホバ | 6-2, 5-7, 6-3 | 2時間08分 | ノスコワが計6度のチャンピオンシップポイントをセーブ |
| 男子準決勝:シナー vs. ジョコビッチ | 6-4, 6-4, 6-4 | 2時間21分 | シナーが第3セットまでブレークポイント0 |
| 男子準決勝:ズベレフ vs. ファーンリー | 7-6(0), 6-2, 6-4 | 1時間56分 | ズベレフのエース12本 |
2026年ウィンブルドン選手権は、スポーツの未来が確かに到来したことを示す大会として記憶されるだろう。リンダ・ノスコワの快挙とシナー対ズベレフの決勝は、単なる個人の成功を超え、自らの歴史を刻む準備ができた世代への確かなバトンタッチを象徴していた。