試合内容: 前半7分、DRコンゴのブライアン・シペンガに先制を許したイングランド。アトランタ・スタジアムの観客はまさかの敗退を覚悟したが、トーマス・トゥヘル監督率いるチームを救ったのはハリー・ケインだった。
ケインは後半75分、アンソニー・ゴードンのクロスにヘディングで合わせて同点弾。さらに86分には右足の強烈なシュートで逆転ゴールを決め、2-1の勝利に導いた。
この試合で樹立された記録:
奇妙な「呪術医」サブプロット: グループステージでイングランドがガーナと0-0で引き分けた試合に先立ち、ガーナの自称呪術医ナナ・クワク・ボンサム(「水曜日の悪魔」の意)が「ハリー・ケインに呪いをかけた」と主張。ケインが無得点に終わったことを受け、ボンサムは呪いの効果を主張し、その後「呪いを解いた」と宣言した。この話は大会最大の奇妙なサブストーリーとして世界中で話題になった。DRコンゴ戦でのケインの2得点を受け、ファンの間では「呪いが解けた」と冗談交じりに語られた。
ラウンド16の対戦: イングランドは7月5日、メキシコシティのエスタディオ・アステカで開催国メキシコと対戦する。
試合内容: シアトル・スタジアムで、セネガルがハビブ・ディアッラ(24分)とイスマイラ・サール(51分)の得点で2-0とリード。残り時間4分でベルギーは絶体絶命の状況だった。
逆転の軌跡:
記録更新: ティーレマンスのゴールは124分44秒。これはW杯史上最も遅い決勝ゴールとして公式に記録された。複数のメディアが124分または125分と報じているが(SofaScoreのデータでは124分44秒)、いずれもW杯史上最も遅い時間帯の決勝ゴールである点で一致している。AP通信はこのベルギーの逆転勝利を「W杯開幕以来最大の逆転劇」と評した。
ラウンド16の対戦: ベルギーはアメリカとの決勝トーナメント進出を決めた。なお、アメリカが同日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に勝利することが条件だった。
2026年7月1日は、W杯の記録帳を塗り替えた一日となった。ハリー・ケインはイングランド史上最高のW杯得点者としての地位を確固たるものにし、ブラジルの英雄ペレをも超えた。ベルギーは歴史に残る大逆転劇を演じ、終了4分前から2得点を挙げて延長戦に持ち込み、ティーレマンスの歴史的PKで勝利。両チームの勝利は、イングランド対開催国メキシコ、ベルギー対アメリカという、ファン待望のラウンド16対戦カードを生み出した。