DMXはIPOに先立ち、初めて単独財務情報を開示しました。2025年の売上高は10兆9479億ベトナムドン(前年比17.3%増)、純利益は56.1%増の5801億ベトナムドンに達し、自己資本利益率(ROE)は30%を超えています。
DMXのIPOは、親会社MWGにとって、これまでコングロマリット内に組み込まれていた家電小売部門の単独企業価値を顕在化させる「バリュー・アンロック(価値解放)」戦略の一環と広く見なされています。IPO前のDMXの企業価値評価は約33~40億ドルとされ、上場により、MWG内で最も急成長している部門に独立した市場価値が付与されることになりました
。
本件は、以下のようなベトナムのより広範なトレンドも示唆しています。
DMXの上場により、ベトナムに新たな公開純粋家電小売企業が誕生し、IPO後の時価総額は100兆ベトナムドン(約40億ドル)を超えると予想されています。投資家にとっては、成長するベトナムの家電市場への直接的なエクスポージャーを得る機会であり、市場全体にとっては、大型の小売上場と外国人投資家の需要を測る指標となります。