削減の内訳は以下の通りです。
| 目標 | 数値 |
|---|---|
| 2028年までの年間コスト削減額 | 6億ポンド(約1,200億円) |
| 2027年までの中間目標 | 5億ポンド(約1,000億円) |
| プログラム開始 | 2025年 |
| 実質的な完了 | 2026年末 |
Fit2Winは、BATの長期的な戦略転換の中心に位置づけられています。同社は従来の紙巻きタバコから、Vuse(電子タバコ)やVelo(ニコチンパウチ)などの無煙製品への軸足を急速に移そうとしています。CEOのタデウ・マロコ氏は、2035年までに「新カテゴリー」からの収益比率を50%以上にする目標を掲げています。
今回の再編が行われる背景には、以下の要因があります。
BATはアクセンチュアと提携し、コスタリカ、メキシコ、ポーランド、ルーマニア、マレーシアのサービスセンターや、英国のサプライチェーンの一部の機能を外注します。さらに、ポーランドとルーマニアの一部の上級職は、インド・バンガロールのITC Infotechに外注されます。同社によれば、ほとんどの変更は従業員に通知済みで、残る協議も各地域の法規制に従って進められています。
Fit2Winプログラムの導入には、今後2年間で約6億ポンド(約1,200億円)の一時費用が発生する見込みで、そのうち約1億ポンド(約200億円)は非現金項目です。支出の大部分は2026年から2027年にかけて発生し、その後、コスト削減効果が現れ始める見通しです。人員削減にもかかわらず、BATは2026年に13億ポンド(約2,600億円)の自社株買いを計画しており、レバレッジ削減目標も改めて表明しています。