Googleは2026年6月25日、Geminiアプリ内にStudy Notebooksを正式にローンチしました。 この機能は、生徒一人ひとりのための専用アダプティブラーニングスペースとして機能します。生徒がシラバス、授業ノート、教材をアップロードすると、Geminiが現在の理解度を診断するクイズを生成。そして、その結果に基づいて学習計画を自動調整し、最適なレッスンを提供します。
GeminiアプリのグループプロダクトマネージャーであるCarol Walport氏は、Study Notebooksを「生徒の結果に応じて毎回のレッスンが調整される、インタラクティブで適応型の学習スペース」と説明しています。 この機能は無料で、世界中の個人用Googleアカウントで利用可能であり、あらゆる科目に対応しています。 学校管理アカウント向けの提供も数ヶ月以内に開始される予定です。
GoogleはGemini内に統合されたConnected Classroomアプリも発表しました。 このツールは、教員の実際のクラス情報—課題、成績、教材—に安全にアクセスし、生徒の進捗分析や個別指導用アクティビティの作成、日常業務の補助を支援します。
データはすべてGoogle Workspace for Education内で処理され、GoogleはAIモデルのトレーニングに利用されることはないと明言しています。 これにより、教員はGeminiに目的や学年レベルを手動でコピーペーストする必要がなくなり、必要なコンテキストを自動でモデルが取得できるようになります。
Googleは今後数ヶ月のうちに、Guided Learning、Study Notebooks、NotebookLM全体で教員主導型AIアクティビティを拡大することを発表しました。 これらのアクティビティは学校のカリキュラムに基づいており、教員がAIをどのように生徒に体験させるかを直接コントロールできます。 目的は、生徒の理解度に関する明確な洞察を提供し、教員がより効果的に介入できるようにすることです。
Googleは教育サービス大手の**The Princeton Review(プリンストン・レビュー)**と提携し、GREおよびACTの無料フルレングス模擬試験を提供開始します。 これらの試験はGeminiアプリのStudy Notebooks機能の一部として直接アクセス可能で、高額な予備校サービスを利用できない生徒でも、リアルな試験対策体験を経済的障壁なく受けられるように設計されています。
Googleは、自社製のGoogle Classroom MCPサーバーを開発中であることを確認しました。 このサーバーは、外部のEdTechプラットフォームがGoogle Classroomのコンテキストに安全にアクセスできるようにするためのものです。 MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが2024年に導入したオープンスタンダードで、"AI用USB-Cポート"として機能し、外部ツールとGoogle Classroomとの統一されたワークフローを実現します。 既にサードパーティ製のGoogle Classroom MCPサーバーはいくつか存在していますが、今回のGoogle公式版は、セキュリティ保証を伴う正式なサポートを提供することになります。
プロダクト発表に加えて、Google.orgはISTE 2026で、3つの長期的パートナーシップへの新たな資金提供を発表しました。対象は、aiEDU(K-12学区向けAI活用戦略の共同開発)、ISTE+ASCD(AI活用アセスメントのフィールドスタディ)、およびRenaissance Philanthropy(教育イニシアチブの支援)です。
すべての憶測がISTE 2026で発表されたわけではありません。例えば、Google Classroom MCPサーバーについてはGoogleのブログで確認されたものの、具体的なサードパーティ連携や発売日については「今後数ヶ月以内」という漠然としたタイムラインしか示されていません。 また、一部のメディアは学校向けプレミアムモデル版「Gemini for Education」に言及しましたが、これは2025年のISTEで発表されたものであり、2026年の新発表ではありません。