落車は6月18日、ツール・ド・スイス女子第2ステージのフィニッシュ1km手前、ロカルノ市内で発生した。ジガートは高速で走行中、道路に設置された「スピードバンプ(ハンプ)」を通過しようとしてバランスを崩し、頭からアスファルトに叩きつけられ、路上を激しく滑った
。レースの医療スタッフがただちに救命措置を施し、彼女は病院へ搬送された。
所属チーム(AGインシュアランス・スーダル)は公式の医療報告で、「顎の骨折および顔面の擦過傷」を確認。その他の内臓損傷などは検出されなかったと発表した。メディアによっては複数の歯を失ったと報じる情報もある
。この落車を受け、プロサイクリスト組合(CPA)女性部門は、レース最終局面における道路表面の安全性について「抜本的な見直し」を求める声明を発表している
。
ポガチャルはツール・ド・スイス終了後の会見で、ジガートの落車により最終高地キャンプの実施が不透明になったことを認めた。彼は「まだ決めなければならない。いまはウルシュカが回復しなければならず、計画は多少混乱している。最も大事なのは、少しでも一緒に過ごせる時間を持つことだ」と語っている
。
一方、自身のコンディションについては極めて自信を見せた。「過去最強(stronger than ever)だ。昨年の同じ時期と比べて明らかに一段階上にいる」と述べ、中断を強いられた最終調整にもかかわらず肉体的な充実感を強調した。