2026年6月22日、ValveがProton Experimental BuildにAMD FSR 4.1のDLLファイル「amdxcffx64.dll」を誤って含め、のちに削除 ファイル名「FSR 4.1.1 Int8」はINT8(8ビット整数)データ変換を採用、VKD3D Proton経由でRDNA 3 / RDNA 3.5 GPUで動作可能 Windows版は2026年2月のAMD Vanguardベータドライバからも流出。単一ユーザー報告ではStellar Blade 1440pで約8%のFPS向上

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AMDの次世代アップスケーリング技術「FSR 4.1」の正式リリースを前に、Valve(Valve Corporation)の手によって未公開バイナリが一時的に流出するという思わぬハプニングが発生しました。Linux/SteamOS向けの互換レイヤー「Proton Experimental」に、開発中のFSR 4.1 DLLファイルが誤って含まれてしまったのです。
2026年6月22日ごろ、ValveはSteamOS/Linux向けゲーム実行環境「Proton Experimental」のアップデートに、AMDの未発表DLLファイルを誤って同梱しました 。ファイル名は「FSR 4.1.1 Int8」で、中核となるダイナミックリンクライブラリ(DLL)「amdxcffx64.dll」が含まれていました
。
この存在を最初に指摘したのはXRアナリストのBrad Lynch氏で、X(旧Twitter)上にスクリーンショットを投稿。SteamDBの記録もこの更新を確認しています 。
Valveは流出発覚後、速やかに該当のビルドをProton Experimentalブランチから削除しましたが、すでにファイルをダウンロードしたユーザーもいました 。
今回のLinux向け流出が初めてではありません。Windows環境では、2026年2月にAMDの招待制ベータドライバ「Adrenalin 26.3.1(Vanguard)」から同様のDLLファイルが抽出され、コミュニティで共有されていました 。WindowsユーザーはSystem32フォルダ内の既存「amdxcffx64.dll」を置き換えることで、対応タイトルでFSR 4.1を有効化できたと報告されています。
さらに、2026年3月中旬までには、AMD公式サイト(download.amd.com)からも最新のFSR 4.1 DLLが削除されています 。
今回流出したProtonビルドが「FSR 4.1.1 Int8」と名付けられていることから、機械学習推論パイプラインにINT8(8ビット整数)データ変換を採用していることがわかります 。これはFP8(8ビット浮動小数点)版とは異なる方式で、INT8版はより多くのGPUアーキテクチャと互換性がある一方、性能面でややオーバーヘッドが大きいとされています
。
Linux環境では、DirectX 12のAPI呼び出しを変換する翻訳レイヤー「VKD3D-Proton」を介してこの仕組みが動作。これにより、RDNA 3およびRDNA 3.5世代のGPUでもFSR 4.1のDLLが利用可能になるとみられます 。同様の手法は以前、コミュニティによるFSR 4のRDNA 3移植でも確認されています。
現時点での性能データは限られています。Reddit上の1ユーザーが、流出したFSR 4.1ファイルをStellar Bladeでテストし、従来のFSRバージョンと比較して1440p解像度でフレームレートが約8%向上したと報告しています 。
ただし、これは単一ユーザーによるフォーラムへの投稿であり、信頼できるレビュアーによる検証済みベンチマークではありません。現時点では予備的かつ未確認の情報として扱う必要があります。
流出劇はあったものの、AMDの正式な提供スケジュールは変更されていません。複数のソースによれば、AMDは2026年7月にRadeon RDNA 3ベースGPU(RX 7000シリーズ)向けFSR 4.1アップデートをリリースする見込みです 。正式版では300タイトル以上がネイティブでFSR 4.1に対応するとみられています
。
旧世代のRDNA 2(RX 6000シリーズ)についても明るいニュースがあります。2027年初頭にサポートが追加される見通しですが、AMD公式からの正式なアナウンスはまだありません 。
一方、Linux/SteamOS方面については、SteamOS開発者のPierre-Loup Griffais氏がDigital Foundryのインタビューで、FSR 4のLinux対応は「Windows版と同時期になる可能性がある」と示唆しています 。
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2026年6月22日、ValveがProton Experimental BuildにAMD FSR 4.1のDLLファイル「amdxcffx64.dll」を誤って含め、のちに削除
2026年6月22日、ValveがProton Experimental BuildにAMD FSR 4.1のDLLファイル「amdxcffx64.dll」を誤って含め、のちに削除 ファイル名「FSR 4.1.1 Int8」はINT8(8ビット整数)データ変換を採用、VKD3D Proton経由でRDNA 3 / RDNA 3.5 GPUで動作可能
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