本モッドは、PC向けに『The Last of Us』や『God of War』のMODをこれまでにリリースしてきたYouTuberでもあるSpeclizerが開発している 。作業は2026年初頭、PC版『The Last of Us Part II Remastered』が2025年4月3日にリリースされた直後に開始された
。Speclizerは2026年中、X(旧Twitter)やYouTubeで定期的に開発進捗やプレイテストの様子を投稿している
。
Speclizerは本モッドのリリース予定日を2026年9月と明言している 。2026年6月22日には25分のゲームプレイデモが公開され、マッチメイキングメニュー、マップ選択、実際の4対4マッチの様子が収録されている
。開発者は本モッドが「かなりバグが多く」、まだ作業中であることについても透明に情報公開している
。
本モッドの目的は、前作『The Last of Us』のマルチプレイヤー体験「Factions」を『Part II』のエンジン内で再現することだ。メインモードは、前作のマルチプレイから引き継がれたサプライレイド チームデスマッチである 。マッチは最大8人、4対4のフォーマットで設計されている。両チームは合計20のライフを共有する。プレイヤーが倒されると、5〜15秒後にリスポーンする。目標は相手チームの共有ライフをゼロにすることだ。チームのライフが尽きると、残ったプレイヤーは「サドンデス」フェーズに突入する
。
Speclizerは2026年5月に初の1対1のPvPマッチを公開し、その後4対4のチームベースのプレイテストへと拡大した 。また、本モッドには独自メニュー**「Starlight」**も含まれており、マッチメイキングに加えてモデルチェンジャーやNPCスポナーなどの機能も提供され、より広範なカスタマイズが可能になる可能性を示唆している
。
対戦型PvPモードに加えて、Speclizerは2人協力ストーリーモードも開発中である。このモードでは、2人目のプレイヤーがホストと一緒にシングルプレイヤーキャンペーンを体験できる 。初期のデモでは、2人のエリーがゲームの世界を一緒に探索する様子が確認されている
。協力ストーリーモードの作業は実際にはPvPコンポーネントよりも先に開始されており、2026年初頭から複数の進捗動画で公開されている
。PvPモードと並行して開発が続けられており、個別のリリース日は発表されていない
。SpeclizerはNPCを関与させる実装は「はるかに難しい」と述べており、これが協力モードの開発が長期化している理由の一部である
。
本モッドは、2023年後半にNaughty Dogが公式マルチプレイヤースピンオフ『The Last of Us Online』(通称『Factions 2』)を中止したことに対する、ファンからの直接的な応答として広く報じられている 。Naughty Dogは約4年間の開発を経て中止を発表し、「マルチプレイヤープロジェクトを継続・サポートするには、スタジオの全リソースをライブサービスゲームとしての運用に注ぐ必要があり、将来のシングルプレイヤーゲームの開発に深刻な影響を与える」と説明した
。複数のメディアは、このSpeclizerのモッドを、Naughty Dogが中止したプロジェクトが本来目指していたものを非公式に実現したものとして位置づけている
。
本モッドはPC専用である。動作には、2025年4月3日にSteamおよびEpic Games StoreでリリースされたWindows版『The Last of Us Part II Remastered』が必要となる 。PlayStation 5では動作せず、コンソール版の計画もない。PS5ではPCと同じ方法でMODを展開できないためである
。
本モッドは非公式のファンプロジェクトであり、現在も活発に開発が進行中である。開発者自身も「バグが多い」「未完成」と述べている 。モードや機能、2026年9月のリリース予定日を含むすべての計画は、開発の進展に伴い変更される可能性がある。一人の開発者がこれほど野心的なプロジェクトに取り組むにあたり、遅延や機能削減の可能性は常に存在する。
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