10月8日のソラナ(SOL)下落は、暗号資産市場全体の弱含みに、ETFからの資金流出とレバレッジ取引の清算が重なった局面でした。SOLは下落の途中で113〜114ドル近辺と報じられ、その後、約1時間で113ドルから109ドルへ下落。同じ時間帯に、Binance、Bybit、OKXでSOLのロングポジション1,585万ドル相当が清算されたとされています。価格は報道や観測時刻によって異なるため、各数字は異なる時点のスナップショットとして見る必要があります。
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1時間で113ドルから109ドルへ
報道の一つでは、SOLは約3%下落して115ドル付近となっていました。別の市場データでは、取引開始時から3.46%安の112.28ドルを記録し、日中高値は116.81ドルでした。その後の別報道では、SOLが1時間で113ドルから109ドルに下落し、24時間の下落率は6.11%に拡大したとされています。同報道時点での時価総額は約660億ドルでした。
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ロングポジションとは、価格上昇を見込んだ取引です。レバレッジをかけたポジションは、価格が一定水準まで下がると強制決済されることがあり、その売りが下落をさらに強める場合があります。ただし、清算の発生だけでは、最初に売りが広がった理由までは特定できません。市場全体でも同日、多額の清算が発生し、その大半はロングポジションだったと報じられています。
ETFの資金流出と市場全体の下落
ビットコインも下落し、8万3,000ドルを下回った後、別の報道では8万1,000ドルも割り込みました。SOLの下落は、ソラナ固有の材料だけでなく、暗号資産市場全体の弱さの中で起きた動きと見ることができます。
米国の現物ソラナETFでは、10月5日から7日まで3日連続で資金が流出しました。報道された日次の流出額は、5日が924万ドル、6日が369万ドル、7日が480万ドルで、合計は約1,773万ドルです。
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これは、9月下旬の流入基調からの変化です。米国の現物ソラナETFには、9月25日までの週に約1億8,820万ドルが流入したとの報道があり、別の報道では9月の流入額が2億7,100万ドルを超えていました。一方、10月8日時点では、月間の純流出が2,200万ドルを超えたと報じられています。集計期間の異なる数字ですが、ETFの資金フローが反転したことを示しています。ただし、それがSOL価格にどの程度影響したかを、これらの数字だけで切り分けることはできません。
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金利見通しも市場の注目材料に
米連邦準備制度理事会(FRB)が10月7日に公表した9月会合の議事要旨では、年末までに追加利上げが適切になる可能性が高いと考える参加者が多数を占めていました。ただし、具体的な実施時期が示されたわけではありません。次回の政策会合は10月27〜28日に予定され、9月の米消費者物価指数(CPI)は10月14日に公表予定でした。いずれも市場が注目する予定でしたが、SOLの1時間の急落を引き起こしたと断定できる材料ではありません。
ネットワーク指標の伸びは、短期の価格を支えたか
一方、ソラナのネットワーク利用を示す指標は増加していました。Santimentのデータでは、9月初旬以降の新規ウォレット作成数が124%増え、1日あたり約171万件に達したとされています。1日あたりのアクティブアドレス数も58%増の約427万件でした。さらに、ステーブルコインを保有するアドレスは1,400万超、ソラナ上のステーブルコイン供給量は150億ドル超との報告もあります。
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ただし、ウォレットやアドレスの数が、そのまま利用者の実人数を意味するわけではありません。また、ネットワークの利用が増えても、SOLそのものへの短期的な買い需要が自動的に生まれるとは限りません。利用拡大が長期的な価値を支える可能性はありますが、これらの指標だけでは、その価値がいつ、どの程度トークン保有者に反映されるかは分かりません。
数字が示すこと、示さないこと
10月8日の下落では、市場全体の軟調さ、ETFの資金流出、SOLのロングポジション清算が同時に見られました。レバレッジ取引が下げを増幅した可能性とは整合しますが、報道された数字だけから単一の原因を特定することはできません。
短期の価格変動と、ネットワーク利用の中長期的な伸びは、別々の指標です。SOLの価格が下がる一方で利用指標が伸びることはあり得ますが、どちらも今後の価格を保証するものではありません。