BroadcomがOpenAIと開発するカスタムAIチップ向けに、500億ドル(約500億ドル)を超える資金調達を検討している――。ウォール・ストリート・ジャーナルは10月7日、同社がここ数週間、資金確保に向けて動いていたと報じました。Bloombergも、同紙の報道としてこの計画を伝えています。
報道どおりの規模になれば、AIハードウェア関連で最大級の債務調達案件の一つとなる可能性があります。Apollo Global ManagementとBlackstoneの参加も取り沙汰されています。ただし、調達額や条件は固まっておらず、成立済みの取引ではありません。
OracleやSpaceXの資金調達とは別の案件
ウォール・ストリート・ジャーナルは、Broadcomのほか、OracleやSpaceXもAI関連のハードウェア購入に向けた大規模な借り入れを検討していると報じました。ただし、これらは同じ資金調達計画ではなく、それぞれ別の交渉です。
6月発表のAI XPV Platformとの関係
Broadcomは6月9日、ApolloとBlackstoneのクレジット・保険事業部門とともに「AI XPV Platform」を発表しました。BroadcomのカスタムXPUとネットワーク機器を活用し、AnthropicやOpenAIなどのAI開発企業向けに、2028年までに20ギガワット超の計算能力を可能にすることを目指す枠組みです。
同プラットフォームの初期案件は、Apolloが主導し、Blackstoneのクレジット・保険事業部門が参加する350億ドル規模の取引です。Fluidstackの施設でAnthropic向けに1ギガワット超の計算能力を支える計画とされています。
この発表は、BroadcomがAIインフラの資金調達を進めるうえでの背景にはなりますが、OpenAI向けに報じられた500億ドル超の案の条件を示すものではありません。OpenAI向けの提案がAI XPV Platformの追加枠に当たると確認されたわけでもありません。
Anthropic向けの別の資金調達案
Broadcomをめぐっては、Anthropicなどを対象とする別の資金調達案も報じられています。Bloombergによると、8月には600億ドル超の債務調達が協議されており、約300億ドルの劣後債が加われば、総額が1,000億ドル近くに達する可能性もありました。当時、これらの数字や条件は検討段階でした。
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10月初めには、ウォール街の金融機関団がAnthropicなど向けの600億ドルの資金調達を取りまとめ始めたとBloombergが報じました。これも資金調達の組成・販売に向けた動きであり、OpenAI向けの提案とは別件です。
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資金調達の仕組みと、まだ分からないこと
AIチップを購入して貸し出す形の資金調達は、AI企業がハードウェア代金を最初に全額負担せずに計算能力を確保する手段になり得ます。Anthropic向けの別案件では、チップの残存価値をBroadcomが支える仕組みも報じられています。こうした支援がある場合、借り入れをBroadcom本体の貸借対照表から切り離す構造でも、Broadcomにリスクが残る可能性があります。
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ただし、これらはAnthropic向けの報道内容です。同様の仕組みがOpenAI向けの提案に含まれるとは確認されていません。OpenAI向けについて公になっている情報では、最終的な調達額や構造、参加者、保証条件はまだ確定していません。現時点では、交渉中の資金調達案として捉えるのが適切です。