新興国市場は火曜日、米国債利回りの低下とドル安、原油価格の軟化を追い風に上昇しました。ブラジルでは、フラビオ・ボルソナロ氏が大統領選の初回投票で予想を上回る結果を出し、選挙の見通しが改めて意識されました。ただし、10月25日の決選投票はまだ先で、結果が確定したわけではありません。
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新興国市場を支えた要因
米国債利回りが落ち着き、ドルが弱含むと、新興国の株や通貨は投資先として相対的に魅力を増すことがあります。火曜日は新興国株の指標が2営業日続けて上昇。一方、新興国通貨指数は一時上げたものの、引けにかけておおむね横ばいとなりました。指数全体は伸び悩んだものの、多くの通貨は日中に上昇しました。
原油安も市場の支えとなりました。火曜日の取引中、北海ブレント原油は一時1バレル100ドルを下回りました。中東からの輸出が増えたことに加え、G7が原油とディーゼル燃料を最大1億バレル放出する計画を示したことで、目先の供給不足への懸念が和らぎました。
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もっとも、湾岸地域のリスクが消えたわけではありません。攻撃に関する報道や、地域からの供給をめぐる不透明感は続いており、市場の安心感は当面の供給懸念が和らいだことによるものです。
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南アフリカでは、投資家の需要が国債入札に表れました。政府債の週間入札では、25億5000万ランドの募集に対して163億ランドの注文が集まり、需要は4カ月ぶりの強さとなりました。ランドも上昇し、報道の一つでは上げ幅は約0.7%とされています。
ブラジルの選挙結果が市場に追加の追い風
ブラジルの初回投票では、ボルソナロ氏が47%、ルラ氏が45.2%を獲得しました。いずれも過半数には届かず、両候補は10月25日の決選投票に進みます。ボルソナロ氏の得票は、事前の世論調査が示していた見通しを上回るものでした。
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市場はこの結果を、選挙の勝敗が決まったという意味ではなく、今後の見通しが変わった材料として受け止めました。ブラジルの主要株価指数ボベスパは月曜日に7.7%上昇し、206,911.89で過去最高値を更新。1日の上昇率としては2020年3月以来の大きさでした。
火曜日もブラジル資産への関心は続きました。J.P.モルガンとドイツ銀行はブラジル株の投資判断を引き上げ、アリスプリングの新興国株運用担当者デリック・アーウィン氏は、ブラジルETFの上昇を新興国投資家にとって予想外の好材料と評しました。
こうした反応には、ボルソナロ氏が勝利した場合の政策に対する市場の期待が反映されています。しかし、株価の上昇だけで、具体的な財政計画や企業寄りの政策が実行されると決まったわけではありません。決選投票は未決着であり、火曜日の市場の強さは、ブラジルの次の政権が確定したことではなく、政治の可能性に対する投資家の見方が変わったことを示しています。
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