Foxconnの7〜9月期売上高が前年同期比47%増となり、市場予想も上回りました。AI関連の需要がクラウド・ネットワーク事業を押し上げたことは、AIインフラ市場にとって明るい材料です。ただし、この数字だけでNVIDIAの売上高や株価の行方まで判断することはできません。
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市場予想を上回ったFoxconn
台湾の電子機器受託製造大手Foxconn(鴻海精密工業)は、7〜9月期の売上高が3兆300億台湾ドル(約954億ドル)だったと発表しました。前年同期比で47%増となり、アナリスト予想に比重を置いたLSEG SmartEstimateの2兆8300億台湾ドルを上回りました。
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同社によると、AI需要を背景にクラウド・ネットワーク製品の売上高が大きく伸びました。スマートフォンなどを含むスマート消費者向け電子機器も増加しています。
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FoxconnはNVIDIA向けサーバーの主要メーカーです。そのため、同社のクラウド・ネットワーク事業が好調だったことは、AIサーバーを含むインフラ需要の強さを示す材料になります。ただし、今回の発表はNVIDIA向けGPUの購入量や、同社の売上高を明らかにしたものではありません。
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AI需要には追い風、NVIDIA株には「保証」ではない
大手サーバーメーカーの売上増は、AI関連投資が続いているという見方を支えます。一方、Foxconnの売上高にはAI以外の製品も含まれるため、47%増のすべてをAI需要の伸びとみなすことはできません。
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投資家にとっては、Foxconnの業績がNVIDIAの見通しを後押しする材料かどうかと、NVIDIA株が今後上がるかどうかは分けて考える必要があります。Foxconnの四半期売上高だけでは、需要のうちどれだけがNVIDIAに結び付くのか、売上に反映される時期や規模も分かりません。
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NVIDIAは自社株買いの承認枠を1500億ドル増額し、残る枠を2350億ドルとしました。これは実際にすでに買い付けた金額ではなく、買い戻しに使える枠です。大規模な自社株買いも投資家の関心を集めますが、Foxconnの売上結果と同様、それだけで株価の上昇を約束するものではありません。
次に確かめたいこと
需要の実態をよりはっきり見るには、NVIDIA自身の業績や見通しに加え、半導体供給側の動向や、大手顧客がAIインフラにどれほど投資を続けるかが手がかりになります。TSMCの決算も、AI向け半導体の供給状況を確かめる材料の一つです。
Foxconnの好決算は、AIインフラ需要が底堅いことを示す前向きなサインです。しかし、それはNVIDIAの受注や業績の確定値でも、株価上昇の約束でもありません。現時点では「需要の追い風を示すが、NVIDIAの先行きを決めるには情報が足りない」と受け止めるのが妥当です。