サムスン電子が2026年7〜9月期に営業利益100兆ウォンを超えるとの予想が出ています。追い風は、AIデータセンター向けのメモリー需要です。高帯域幅メモリー(HBM)やサーバー向け製品の生産が増えることで、従来型DRAMの供給も引き締まり、メモリー価格全体を押し上げています。
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ただし、これは証券会社などによる業績予想で、確定した決算ではありません。前四半期の営業利益は89.4兆ウォンと推定されており、今回の予想が実現すれば四半期ベースの最高記録となります。
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証券各社の予想は100兆ウォン台
FnGuideが9月25日時点でまとめた予想では、7〜9月期の営業利益は約105.6兆ウォン。別の集計では、DB証券、未来アセット証券、BNK証券の平均が107.7兆ウォンとなっています。予想額には集計方法や対象とする証券会社による差がありますが、いずれも100兆ウォンを上回ります。
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ユアンタ証券は、半導体を担うデバイスソリューション(DS)部門だけで営業利益100兆ウォンを見込んでいます。内訳はメモリー部門が102兆ウォン、非メモリー部門が2兆ウォンの営業損失という予想です。
利益率についても強気の見通しが出ています。DRAMの営業利益率は80%を超えるとの予想があります。ただし、これはアナリストの推計であり、サムスンが公表した確定値ではありません。
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AI向けへの生産シフトが従来型DRAMにも波及
生成AIの処理を担うデータセンターでは、HBMやサーバー用メモリーが必要になります。メーカーがこうした製品の生産に力を振り向けると、一般的なPCなどで使われるDRAMに回せる供給が限られます。AI向け製品だけでなく、従来型メモリーの価格にも上昇圧力がかかる構図です。
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価格の動きにも差が表れています。8月のPC向けDDR4 DRAMの固定取引価格は、前月比4.2%高の25ドルと報じられました。一方、サーバー向けDDR5の64GBモジュールは9月中旬に1,500ドルとなり、前年の272ドルから大きく上昇しています。
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DDR5の納期が長引いていることも、目先の供給が逼迫しているサインです。ただし、供給不足が続くことや価格上昇が同じ勢いで続くことを保証するものではありません。
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ウォン高と価格上昇の鈍化が下振れ要因
好調な需要が続いても、利益が予想どおり伸びるとは限りません。キウム証券は、ウォン高の進行と汎用DRAM価格の上昇幅が想定を下回ったことを理由に、サムスンの7〜9月期営業利益予想を122兆ウォンから107兆ウォンへ引き下げました。
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半導体の海外売上はドル建てが多いため、ウォン高になると、売上をウォンに換算したときの金額が小さくなります。メモリー価格の伸びが鈍れば、AI需要が堅調でも利益の上振れ余地は狭まります。記録的な利益予想の先を見極めるうえでは、AI向け需要だけでなく、供給の逼迫がどれほど続くか、為替と汎用DRAM価格がどう動くかが焦点です。
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