Uber Technologiesは、Delivery Heroの買収資金を長期化する一環として、同社初となるユーロ建て社債の発行を探っている。これは発行済みの債券ではなく、投資家への説明を経て需要を確認する段階の計画だ。
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買収対価がユーロ建てであるため、ユーロで借り入れることは資金通貨と支払い通貨をそろえる形になる。もっとも、調達資金の最終的な使途や債券発行による資金がブリッジ融資のどの部分に充てられるかについて、Uberは報道時点で確定的な内容を公表していない。
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想定される債券の構成
UberはGoldman Sachs、BNP Paribas、BofA Securities、Deutsche Bank、Morgan Stanleyを起用し、9月7日と8日に債券投資家向けの説明会を開く予定とされた。想定されるのは、3年、6年、8年、12年、20年の5つの年限に分けた固定利付のユーロ建て債だ。
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ただし、これはあくまでマーケティング時点の年限案であり、最終条件ではない。各トランシェの発行額、法的な最終満期、クーポン、国債利回りに対するスプレッド、発行価格は開示されていない。実際の発行内容は、投資家需要や市場環境によって変わり得る。
買収向け資金調達の全体像
UberによるDelivery Heroへの任意公開買付けは、142億ユーロのシニア無担保ブリッジ融資で裏付けられている。Uberは、手元現金と新規の借入で買付けを資金手当てすると説明している。
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ブリッジ融資は、買収の実行に必要な資金をあらかじめ確保するための短期的なつなぎ資金だ。企業は通常、その後にタームローンや社債へ借入を振り替え、返済期限をより長く分散させる。Uberは8月6日、40億ユーロのタームローン契約を締結し、ブリッジ融資のコミットメントを同額だけ縮小した。
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今回のユーロ債計画も、この資金を長期化するプロセスの一部とみられる。買収価格がユーロの現金対価で提示されている以上、ユーロでの調達は通貨の整合性という点でも合理的だ。ただし、これは取引構造からの推論であり、最終的な債券の手取り金やその配分は未公表である。
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買収提案の条件と期限
UberはDelivery Heroの株主に対し、1株当たり41.50ユーロの現金を提示している。全株式を対象にした株式価値は148億ドルで、Uberがそれ以前に取得した持ち分を考慮すると137億ドルとされる。
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正式な応募期間は2026年8月27日に始まり、**11月5日24時(フランクフルト時間)**に終了する予定だ。Delivery Heroの経営執行委員会と監査役会は、共同意見書に記載した留保を前提に、株主へ応募を推奨した。
Prosusは、保有するDelivery Hero株式の残り**16.8%**について、買収が完了した場合にUberの公開買付けへ応募するとの取消不能な約束をしている。 取引はなお、最低応募条件の達成や規制当局の承認など、提示された条件を満たす必要がある。
次に注目すべき点
投資家説明会によって、Uberのユーロ債市場デビューに向けた枠組みは示された。しかし、資金調達コストや最終的な規模はまだ決まっていない。市場が次に確認したいのは、主に以下の点だ。
- 調達総額と各年限トランシェの発行額
- クーポン、スプレッド、投資家需要
- 残るブリッジ融資の削減・借換えに回す金額
- Delivery Hero株主の応募状況と規制審査の進捗
現時点で明確なのは、Uberが大規模なユーロ建て買収に向け、手元現金、ブリッジ融資、タームローン、そして長期ユーロ債の可能性を組み合わせた、より持続的な資金調達体制を組み立てていることだ。
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