最新の予定:公開資料は9月下旬、販売開始は最短で10月中旬
AnthropicのIPOは、直近の報道では従来見込まれていたよりも後ろ倒しになった。IPO目論見書の一般公開は9月下旬となる見通しで、投資家に株式を売り込むマーケティング(ロードショーなど)の開始は最短でも10月中旬とされる。上場完了は、11月の米中間選挙の数日前にずれ込む可能性がある。
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ただし、これは関係者情報に基づく報道上の計画であり、確定日程ではない。報道では、時期を含む計画は変更され得ると明記されている。
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これまでの見通しから何が変わったのか
- 8月時点では、レーバーデー後に目論見書を公開し、9月下旬から10月上旬に上場する案が報じられていた。
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- 最新報道では、目論見書公開は9月下旬へ、投資家向けマーケティングは10月中旬以降へと後ずれした。
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- このため、実現すればIPOの最終局面が米中間選挙にかなり近い時期に重なることになる。ただし、選挙が日程変更の原因であることを示す根拠は示されていない。
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AnthropicはIPOに向けた書類を秘密裏に提出している。一方で、売り出す株式数、公開価格帯、調達額、評価額、上場先の取引所、最終的な上場日は確認されていない。報道で取り沙汰される条件を確定事項として扱う段階ではない。
巨額評価の観測、ただし公表条件ではない
投資家の間では、Anthropicが上場時に2兆ドル超の評価を得る可能性が議論されていると報じられている。実現すれば史上最大級のIPOとなり、SpaceXの6月の株式公開時評価額とされる1兆7700億ドルを上回る可能性がある。
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もっとも、これは投資家側の期待・観測であって、Anthropicが公表した評価額でも、合意済みのIPO価格でもない。
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評価を巡る議論では、将来の成長予測も焦点となっている。Reutersは、Anthropicが2028年の年間売上高を約1900億〜2000億ドルと社内で予測していると報じた。この見通しは、銀行による評価議論の重要な前提の一つとされる。
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また、Anthropicは投資家に対し、獲得可能な市場規模(TAM)を30兆ドル超と説明する見通しだと報じられた。TAMは、対象市場で100%のシェアを獲得した場合に見込まれる年間の売上機会を指す。
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銀行団と150億ドルの融資枠
IPO準備と並行して、Anthropicはリボルビング・クレジット・ファシリティー、つまり必要に応じて借り入れと返済を繰り返せる融資枠を150億ドルへ拡大する最終段階にあると報じられている。モルガン・スタンレーが主導し、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、シティグループも重要な役割を担うとされる。
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この150億ドルの枠は、先に報じられていた「100億ドル超」の目標を上回る規模だ。
4 融資枠の確定後には、公開目論見書に先立ち、アナリストがAnthropicと面談する見通しとされる。
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ただし、銀行の関与や融資準備は、最終的なIPOの主幹事・引受幹事の肩書きや配分が確定したことを意味しない。そうした詳細は未確認のままだ。
AI株上場の試金石になる可能性
Anthropicの上場は、AI関連企業への株式市場の需要を測る大きな試金石と受け止められている。OpenAIを含むAI企業の上場可能性も意識されるなか、その規模次第では市場への影響は大きい。
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ただし、Anthropicの具体的な日程がOpenAIや他社の上場計画に直接どのような影響を及ぼすかについては、提示された報道だけでは断定できない。
Anthropicは、今回の最新の上場時期に関する報道についてコメントを控えた。
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