中国の検索大手百度(バイドゥ)は2026年第2四半期、売上高が前年同期比4%減の313.3億元(約46億2000万ドル)となり、5四半期連続の減収を記録した。AI関連事業は伸びたものの、景気の弱さを背景に広告主が支出に慎重になり、主力のオンラインマーケティング事業が大きく落ち込んだ。
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売上高は減少、営業利益も大幅減
4〜6月期の営業利益は30億元。前年同期の53億元から約43%減少し、AIへの投資負担や従来事業の弱さが業績を圧迫した。総売上高は前四半期比でも2%減少している。
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百度の一般事業の売上高は252億元で、前年同期比4%減。動画配信サービス「iQIYI(愛奇芸)」の売上高も63億元と、前年同期比5%減となった。
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中国の消費低迷で広告事業に逆風
百度の従来の収益源であるオンラインマーケティングサービスの売上高は131億元と、前年同期比19%減少した。中国の消費環境が軟調ななか、企業や広告主がマーケティング予算を抑え、百度の検索・広告事業に逆風が強まった形だ。
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中国の小売売上高の伸び率も7月には前年同月比3.7%となり、6月の4.8%から鈍化した。個人消費の勢いが弱まる環境は、広告収入への依存度が高いインターネット企業にとって厳しい条件となっている。
AI事業は拡大、コア売上高の半分に
その一方で、百度コアのAI関連事業は125億元の売上高を計上し、百度の一般事業売上高のおよそ半分を占めた。前年同期比では25%増となり、オンラインマーケティング事業の19%減とは対照的な伸びを示した。
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この事業には、AI向けクラウドインフラ、AIアプリケーション、AIネイティブのマーケティングサービスなどが含まれる。特にAIクラウドインフラ事業の拡大が、従来の広告収入の落ち込みを一部補った。
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百度はこれまで、AI人材の採用を進め、生成AIチャットボット「Ernie(アーニー、中国語名・文心一言)」を投入するなど、インターネット中心の企業からAIファースト企業への転換を進めてきた。Ernieは中国で早期に登場した生成AI製品の一つだ。
李彦宏CEO、「長期成長への自信を強めた」
百度の共同創業者兼CEO、李彦宏(ロビン・リー)氏は、オンラインマーケティング事業にはなお圧力がかかっていると説明した。一方、コアAI事業の勢いは、百度がAIファースト企業へ移行していることを裏付け、長期的な成長力への経営陣の自信を強めたとの見方を示した。
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李氏はまた、持続的な競争力を築くには、技術、アプリケーション、優秀な人材への継続的な投資と、成果を急がない姿勢が必要だと述べた。特に、同社の大規模言語モデルErnieをAIの最前線に戻す考えを示している。
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今回の決算は、百度にとってAI事業が存在感を増していることを示す一方、成長分野の拡大だけでは、広告を中心とする既存事業の縮小をまだ埋め切れていない現実も浮き彫りにした。今後の焦点は、AIへの投資をどの程度早く安定した収益成長へ結び付けられるかにある。