後半序盤にコルビのペナルティーで南アフリカが16-12とリードを広げたが、47分に試合の流れが変わった。ニュージーランドのロック、ファビアン・ホランドがグラント・ウィリアムズのキックをチャージし、こぼれ球を拾ってサシャ・フェインバーグ=ムンゲメズルをかわし、そのままトライ。オールブラックスがこの試合で初めて再びリードした。
60分にはルーク・ジェイコブソンがトライを追加し、ラブのコンバージョンで26-16。南アフリカは終盤、反則が重なり、70分にマルコ・ファン・スターデン、71分にコブス・レイナッハがそれぞれイエローカードを受けた。南アフリカが13人で戦う時間帯に、ジョーダンが75分に自身2本目のトライを決め、勝負を決定づけた。
南アフリカはパワーとスクラムでプレッシャーをかけたが、ニュージーランドは自陣ゴールラインを守り抜き、相手のミスを誘って少ない好機を得点に変えた。単なる攻撃力の差ではなく、苦しい時間帯を耐えた守備と、後半のセットプレーの修正が勝利の土台になった。
今回の勝利は、ニュージーランドにとって南アフリカ戦では4年ぶり。エリス・パークでの勝利としては最大の得点差となった。 また、南アフリカの12試合に及ぶテストマッチ連勝を止め、シリーズの通算成績をニュージーランドの1勝0敗とした。南アフリカがシリーズを制するには、残る3試合にすべて勝つ必要がある。
レニー監督は、長時間にわたる南アフリカの圧力に耐えた選手たちの勇気と、交代で入ったフロントローの貢献を評価。一方、南アフリカのラシー・エラスムス監督は敗戦を「頬を強く平手打ちされたようなもの」と表現し、シリーズを立て直す方法を考えると述べた。
第2戦はケープタウンで行われる。南アフリカには、4試合制のシリーズを1勝1敗に戻す機会がすぐに訪れる。ただし、確認できる情報では会場と第2戦であることは示されているものの、キックオフ日時を確実に特定できないため、ここでは記載しない。