| Google MeetとZoom(macOS)以外では「Me」と「Them」のみ表示。Zoom(macOS)とGoogle Meet(macOS/Windows、ブラウザ拡張機能利用時)のみフルネーム表示 |
| メモの哲学 | 完全自動。ユーザーは何も入力する必要なし。カレンダー、Gmail、Slackからコンテキストを取得し、トランスクリプトを補完 | ユーザーが会議中に手動でメモを取ることを前提とし、そのメモをAIが後から補強。ユーザーの手書きメモはAI生成部分と視覚的に分離 |
| 対応プラットフォーム | Macのみ(2026年8月5日時点) | macOS、Windows、iOS(市場投入から約2年と成熟度高) |
| 統合性 | 1つのサブスクリプションで音声入力(ディクテーション)と会議メモの両方をカバー | 会議メモ専用ツール。ディクテーション機能はなし |
Wisprは、複数話者が参加する会議で正確な話者割り当てが重要な場合に最適な選択肢と位置づけられる。一方、Granolaはクロスプラットフォーム対応の強さと、AIと手書きメモを併用したいユーザーに優位性がある。中には、ディクテーションにはWispr、会議にはGranolaと、両方を併用するユーザーもいる
。
このように、Notetakerの利便性の裏側では、特に会議データのプライバシー保護に関する議論が起きている点は、ビジネスユーザーにとって見逃せないポイントだ。
Wispr Notetakerは、すでに確立された多くの競合が存在する分野に新規参入した。
Wispr Flowの財務上の軌跡は目覚ましい。
20億ドルという評価額は、2026年8月16日にWisprがシリーズBを正式発表した際に確定した。このラウンドはMenlo Venturesがリードし、Notable Capital、NEA、Neo Ventures、8VCなどの既存投資家に加え、新たにAcrew、Forerunner、Goodwater、Peak XV、PLUS Capitalが参加した。
Wispr Flowは、ディクテーションの枠を超え、ビジネスパーソンの「話す」ワークデイ全体を掌握しようとしている。その成長は、AIが知識労働の在り方を根本から変えつつあることを如実に示していると言えるだろう。