しかし、このブランケット技術は核融合システムの中でも最も成熟度が低い分野の一つ。これまでの設計はすべてコンピューターシミュレーションに頼っており、実際の核融合中性子環境で検証されたことは一度もなかった。
こうした課題を解決するため、米エネルギー省(DOE)は、テネシー州オークリッジ国立研究所(ORNL)に世界初の核融合ブランケット試験施設UNITY-3を建設するための資金を正式に拠出した。テネシー州も「原子力エネルギーサプライチェーン投資基金(Nuclear Energy Supply Chain Investment Fund)」を通じてこのプロジェクトを支援する
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試験対象は液体リチウムを中心に、複数のブランケット素材を想定している。これにより、これまでシミュレーションに頼らざるを得なかったトリチウム燃料生産のモデルを、初めて現実の核融合中性子条件で検証できるようになる
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実際、UNITY-3で得られた実験データは、異なる炉型を開発する複数のスタートアップに提供される。すでにRealta Fusion、Thea Energy、Type One Energy、Xcimer Energyなどがデータ利用を予定している。これらの企業はマグネティックミラー型やトカマク型など異なるアーキテクチャを採用しているが、いずれもブランケットの信頼性データは必須であり、共用することで各自の開発リスクとコストを大幅に削減できる
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