コー会長は、2026年7月に国際オリンピック委員会(IOC)がロシア・オリンピック委員会(ROC)の資格停止を暫定的に解除した決定に、強い反対の立場を示した 。この決定は、ロシアが2028年ロサンゼルス五輪に復帰する道を開くものだ。
ロシア陸上連盟がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に新たな異議申し立てを行ったことを受け、コー会長は自ら法廷に立ち、世界陸連の制裁を守り抜くことを誓った。ロシア側は制裁を「選択的で政治的なもの」と主張している 。
しかし、その姿勢は非常に慎重だ。過去10年間にわたり「PEやグローバル投資ファンドはスポーツを取り巻いてきた」と指摘した上で、問題はそうした投資がスポーツの誠実性に資するのか、それとも損なうのかという点にあると論じた 。PEはスポーツのガバナンスや自律性を侵食するものであってはならないと、明確に線引きをしている
。
この発言の背景には、FIFAが頓挫した2000億ドル(約30兆円)規模の子会社設立計画がある。これは将来のワールドカップの株式最大20%を外部投資家に売却するというもので、UEFAから強い非難を浴び、FIFAの信頼性危機を深刻化させた 。