Kogは2026年5月、2.3Bパラメータの命令チューニング済みコーディングモデル「Laneformer 2B」をオープンソースで公開。このモデルは、ベンチマークスコアよりもデコード速度を最優先に設計されている。
| 指標 | 結果 |
|---|---|
| 8× AMD MI300Xでのデコード速度 | リクエストあたり3,000出力トークン/秒(FP16、バッチサイズ1) |
| 8× NVIDIA H200でのデコード速度 | リクエストあたり2,100出力トークン/秒(FP16、バッチサイズ1) |
| HumanEval+(greedy) | 45.1% |
| MBPP+(greedy) | 51.6% |
| 手法 | 量子化なし、投機的デコードなし、プルーニングなし |
これらの速度は、同規模のモデルにおける標準的なvLLMスループットと比較して約10倍高速である。Kogはこの速度を基に、より大規模なモデルでは30倍の高速化を目標としている。
Kogのテックプレビューは現在2Bモデルのみで動作する。同社はこの技術をより大規模なモデルに拡張すべく、以下の目標に取り組んでいる。
ZML:同じくフランス発のAIスタートアップ(ヤン・ルカン氏も支援)。ZMLのアプローチは、コンパイラベースの統一手法を用いて、NVIDIA、AMD、Google TPU、Apple Metal、Intel Arcなど多様なチップ上で多くのオープンソースモデルを実行できる自由な推論エンジン「LLMD」を提供すること。 ZMLはハードウェアのポータビリティとマルチチップ対応を重視しており、Kogのように特定のハイエンドGPUでの極端なレイテンシ低減に特化しているわけではない。
Cerebras:根本的にハードウェア・ファーストの戦略。巨大な単一チップ「Wafer-Scale Engine(WSE-3)」により、マルチGPU通信の必要性そのものを排除。CerebrasはWSE-3上で、Llama 3.1 70Bに対して約2,100トークン/秒(バッチサイズ1)を達成している。 注目すべきは、この速度が2Bモデルではなく70Bモデルで達成されている点だ。
| 比較軸 | Kog | Cerebras |
|---|---|---|
| アプローチ | 標準GPU上でのソフトウェアのみ | カスタムウエハースケールハードウェア |
| 最高実績(モデル規模) | 3,000トークン/秒(2Bモデル) | 約2,100トークン/秒(70Bモデル) |
| レイテンシ主張 | フロンティアモデルで30倍を目標 | 70BモデルでH100比約4倍 |
| ハードウェアコスト | 既存のGPUインフラをそのまま使用 | 専用CS-3システムが必要 |
| 成熟度 | 初期段階(テックプレビュー、2Bのみ) | 複数のオープンモデルでプロダクション対応 |
重要な留意点: Kogの3,000トークン/秒という結果は、Cerebrasが同等の速度で提供する70Bモデルと比較して、一桁小さい2.3Bパラメータモデルでのものだ。Kogが主張する30倍高速化がスケールするかどうかはまだ実証されていない。同社の次のマイルストーン(大規模モデルでの10倍高速化)が、その真価を問う重要な試金石となる。
Kogは2026年5月、2.3Bパラメータの命令チューニング済みコーディングモデル「Laneformer 2B」をオープンソースで公開。このモデルは、ベンチマークスコアよりもデコード速度を最優先に設計されている。
| 指標 | 結果 |
|---|---|
| 8× AMD MI300Xでのデコード速度 | リクエストあたり3,000出力トークン/秒(FP16、バッチサイズ1) |
| 8× NVIDIA H200でのデコード速度 | リクエストあたり2,100出力トークン/秒(FP16、バッチサイズ1) |
| HumanEval+(greedy) | 45.1% |
| MBPP+(greedy) | 51.6% |
| 手法 | 量子化なし、投機的デコードなし、プルーニングなし |
これらの速度は、同規模のモデルにおける標準的なvLLMスループットと比較して約10倍高速である。Kogはこの速度を基に、より大規模なモデルでは30倍の高速化を目標としている。
Kogのテックプレビューは現在2Bモデルのみで動作する。同社はこの技術をより大規模なモデルに拡張すべく、以下の目標に取り組んでいる。
ZML:同じくフランス発のAIスタートアップ(ヤン・ルカン氏も支援)。ZMLのアプローチは、コンパイラベースの統一手法を用いて、NVIDIA、AMD、Google TPU、Apple Metal、Intel Arcなど多様なチップ上で多くのオープンソースモデルを実行できる自由な推論エンジン「LLMD」を提供すること。 ZMLはハードウェアのポータビリティとマルチチップ対応を重視しており、Kogのように特定のハイエンドGPUでの極端なレイテンシ低減に特化しているわけではない。
Cerebras:根本的にハードウェア・ファーストの戦略。巨大な単一チップ「Wafer-Scale Engine(WSE-3)」により、マルチGPU通信の必要性そのものを排除。CerebrasはWSE-3上で、Llama 3.1 70Bに対して約2,100トークン/秒(バッチサイズ1)を達成している。 注目すべきは、この速度が2Bモデルではなく70Bモデルで達成されている点だ。
| 比較軸 | Kog | Cerebras |
|---|---|---|
| アプローチ | 標準GPU上でのソフトウェアのみ | カスタムウエハースケールハードウェア |
| 最高実績(モデル規模) | 3,000トークン/秒(2Bモデル) | 約2,100トークン/秒(70Bモデル) |
| レイテンシ主張 | フロンティアモデルで30倍を目標 | 70BモデルでH100比約4倍 |
| ハードウェアコスト | 既存のGPUインフラをそのまま使用 | 専用CS-3システムが必要 |
| 成熟度 | 初期段階(テックプレビュー、2Bのみ) | 複数のオープンモデルでプロダクション対応 |
重要な留意点: Kogの3,000トークン/秒という結果は、Cerebrasが同等の速度で提供する70Bモデルと比較して、一桁小さい2.3Bパラメータモデルでのものだ。Kogが主張する30倍高速化がスケールするかどうかはまだ実証されていない。同社の次のマイルストーン(大規模モデルでの10倍高速化)が、その真価を問う重要な試金石となる。