ウクライナ軍は2026年に入り、東南部のドニプロペトロフスク、ザポリージャ、ドネツク各州で約745平方キロメートル(日本の東京23区の約1.2倍)の領土を奪還、26の集落を解放しました。ゼレンスキー大統領はこの作戦を「精密に、まさに計画通りに実行された」と評価しています。
ロシア軍の勢いは明らかに減速しています。米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」の分析によると、ロシア軍の1日あたりの領土獲得ペースは、2025年の13.2平方キロから、2026年初頭には2.9平方キロにまで低下。2026年上半期の獲得領土は約2,190平方キロで、前年の4,700平方キロの半分以下となりました。
米国の特使スティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーは、近くキーウを訪問する見込みです。ウクライナのアンドリー・シビハ外相代行は「米国側との協議は現在一時停止しており、代表団の到着を待っている」と述べています。
ウィトコフ特使は2026年1月に7回目のプーチン大統領との会談を行いましたが、これまでの成果は限定的です。8月2日にはマルコ・ルビオ米国務長官が「今後数週間で外交努力を強化する」と発表、両国の「核心的問題に関する隔たり」を認めつつも、協議再開を模索しています
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また、2025年12月の20カ条案についても、安全保障保証を「事実上のNATO東方拡大」とみなし、拒否する構えです。プーチン大統領は、ウクライナがドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソンの各州から完全に撤退することを引き続き要求しており、これはキーウにとって到底受け入れられない条件となっています
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ゼレンスキー政権が秋の和平合意を目指す背景には、冬の到来による戦況悪化への強い懸念があります。
ゼレンスキー大統領は5月31日のインタビューで、「現在の戦略的優位を活かすため、冬の前に和平進展を図りたい。冬になればロシアが主導権を回復する可能性がある」と語っています。
交渉は依然として困難が予想されますが、ウクライナの戦場での成果と米国の外交努力が、停戦への道筋を開く鍵となるでしょう。