MSCとブラックロックは、欧州委員会の本格調査の結果を待たずに、EUの企業結合審査手続きから申請を取下げ、承認プロセスそのものを放棄した。取下げに先立ち、欧州委員会は2025年12月に全面的な独占禁止法調査を開始していた。MSC、ブラックロック、CKハチソンのいずれも、この取下げについて公式コメントを発表していない。この決定は、両社がEUが是正措置として要求するであろう譲歩を受け入れたくなかったか、規制上の道筋が不確実すぎると判断したことを示しているとみられる。
欧州委員会の本格調査は2025年12月10日に開始され、この取引がバルセロナ港におけるコンテナターミナルサービスの価格上昇や品質低下につながる可能性があると警告していた。具体的には以下の通り。
バルセロナ欧州南ターミナル(BEST)は、バルセロナ港にある2つのコンテナターミナルのうちの1つであり、西地中海における重要な資産である。
2026年8月10日時点で、提案された取引は現在の形では事実上消滅している。