西側諸国がこれほどまでに結束して警告を発する背景には、ロシアによる18年にわたる占領が、正式な併合へと歩を進めつつあるのではないかという深い懸念があります。声明は、そのような動きがあれば「看過しない」と明確に警告しました。
4カ国共同声明は、ジョージアの占領地域におけるロシアの軍事増強を、欧州安全保障への直接的な脅威として明確に位置づけています。
共同声明で最も強力な要素は、南オセチアの完全併合に対する明示的な警告でした。「看過しない」と述べることで、英仏独伊の4カ国は、ロシアが併合を正式に実行した場合には、何らかの協調した対応を取る構えであることを示しました。
この懸念は単なる仮定の話ではありません。声明は、2026年5月の協定や、ロシア市民が南オセチアの指導者に任命された事実を、モスクワが法的な併合に向けて具体的な一歩を踏み出している証拠として挙げています。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア — 4カ国政府は2026年8月7日に共同声明を正式に発表しました。主な内容は以下の通りです。
ポーランド — ポーランド外務省は2026年8月7日の声明で、「ロシアのジョージア侵略から18年の節目に、私たちはジョージア国民との連帯を表明する」と宣言。同省は「ジョージアの主権と領土一体性への支持」を改めて表明しました。
アゼルバイジャン — アゼルバイジャン外務省は2026年8月8日、X(旧Twitter)に次のように投稿しました。「私たちは、国際的に認められた国境に基づく主権と領土一体性の原則に則ったジョージア紛争の平和的解決への全面的な支持を改めて表明する」と述べるとともに、ジョージアとの「戦略的パートナーシップと緊密な近隣関係」を強調しました。
この4カ国共同声明は、18周年記念日に寄せられた国際的な非難の大きな波の一部です。欧州連合(EU)は独自の声明を発表し、アブハジアと南オセチアの承認を改めて非難し、ロシアの軍事的プレゼンスを「違法」と断じました。在トビリシ米国大使館も声明を発表し、「ジョージア領土の継続的な占領に対する深刻な憂慮」を表明し、占領地域における人権侵害を非難しました。