日本政府は数週間にわたり「断固たる措置」を示唆していたが、単独介入では効果が限定的であることが明らかになりつつあった。そこで、日米は2025年9月に署名した「日米財務相共同声明」に基づき、協調介入に踏み切った
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両政府は、投機的な圧力が再燃した場合にはさらなる行動を辞さないという強い姿勢を示した。
米国が介入に参加した理由は、単なる同盟国支援にとどまらない、複合的な要因があった。
アナリストは、この介入によって「1ドル=160円」が実質的な防衛ラインとして市場に強く意識されるようになったと評価している。
介入の効果を踏まえ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は8月5~6日にかけて、2026年末のドル円予想を従来の152円から149円へと急激に下方修正(円高方向)した。これは、介入時の水準(約158円)から約6%の円高を見込むものだ。
BofAは、日米の協調介入によって「日本の介入能力に対する最大の制約(foreign-exchange reserves constraint)が取り除かれた」と指摘。また、日本銀行(BOJ)が9月にも追加利上げに踏み切るとの観測が、円高をさらに後押しするとの見方を示した
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両政府は、為替レートは投機的な取引ではなく、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映すべきだとの立場を改めて強調した。
円が急騰したとはいえ、多くの投資家はこの動きが持続可能かどうかについて慎重な姿勢を崩していない。
今回の介入は、日米の通貨協力における歴史的な転換点となった。