これは、長年にわたる業績不振からの脱却を目指すオニール体制の象徴的な発言として注目されています。
BPは2026年8月4日、第2四半期(4~6月)決算を発表。中東紛争(米イラン戦争)によるエネルギー価格の高騰が業績を大きく押し上げました。
この決算により、BPの純債務は前期比30億ドル減少の225億ドルとなり、財務体質の改善が進んでいることも示されました。
メグ・オニール氏は、2026年4月1日付でBPの第5代CEOに就任しました。前身は西部オーストラリアのエネルギー大手ウッドサイド・エナジーのCEOであり、BPの「再建者」として招かれました。
彼女がこれまでに進めた主な変革は以下の通りです。
就任からわずか2週間で、会社組織を「上流(Upstream)」と「下流(Downstream)」の2部門に再編すると発表。それまでの複雑な複数事業部体制(低炭素エネルギー部門など)を解体し、伝統的な石油メジャーの構造に戻しました。
前任者バーナード・ルーニー氏が推進した急進的なグリーンシフトを転換。「低炭素エネルギー」事業部門を廃止し、再生可能エネルギー事業は「その他事業・コーポレート」の一部に縮小されました。
投資家に対し、**「より少ない、より良い選択(fewer and better choices)」**をすると明言。支出を厳格化し、財務の引き締めを指示しました。
経営陣を大幅に入れ替え、リーダーシップチームを一新。また、北海事業からの撤退も発表しました。
これらの動きは、BPが再び中核の石油・ガス事業に軸足を戻すという明確なシグナルであり、市場からは「原点回帰」と受け止められています。