同日、中国国産の液浸DUV露光装置の量産開始が報道された
7月27日、テクノロジー情報サイト『The Information』(ロイターなどが確認)は、中国政府系の上海企業が、国産初となる液浸DUV露光装置の量産を開始したと報じました。最初の装置は、中国の主要半導体受託製造企業であるSMIC(中芯国際集成電路製造)、華虹半導体、そしてCXMTに出荷される予定です。2026年の生産目標は約5台、2027年には約20台とされています。これはASMLが2025年に131台の液浸DUVを出荷したのに比べれば微々たる数です。アナリストは、この国産装置はASMLの製品より数世代劣る可能性が高いと指摘しますが、象徴的なインパクトは大きく、中国が西側の輸出規制を突破し始めていることを示唆しました。
| 銘柄/指数 | 変動(2026年7月末) | 出典 |
|---|---|---|
| KOSPI指数 | 7月28日に約11%下落しサーキットブレーカー作動。2日間の下落率は16%超 | |
| サムスン電子 | 7月28日に13%超下落 | |
| SKハイニックス | 7月28日に13%超下落。決算失望後、下落幅拡大 | |
| マイクロン・テクノロジー | 世界的な急落で約9%下落 | 広く報じられる |
| KOSPIのサーキットブレーカー | 2026年だけで8回目の作動。うち5回は半導体関連ニュースが直接の原因 |
この急落は、過熱したAI関連のモメンタム投資の崩壊によって増幅されました。モーニングスターは、半導体株は数週間で「18%の割安」から「極端なボラティリティ」へと振れ、セクター全体が「衝撃的に不安定」な状態に陥ったと指摘しています。バンク・オブ・アメリカのアナリスト、Vivek Arya氏は、この動きを「構造的な反転ではなく、夏のリセット」と表現しました。韓国では個人投資家が保有株を大量に売却し、下落に拍車をかけました。
アナリストの間では、中国の競争力に関する見解は分かれています。
2026年7月末の急落は、センチメントの連鎖的な悪化によるものでした。CXMTの衝撃的な上場と中国のDUVリソグラフィに関するニュースが、AI投資の持続可能性に対する懸念や、SKハイニックスの決算失望、過熱したモメンタム投資の調整など、すでに不安定だった市場心理に直撃しました。KOSPIが最大の打撃を受けたのは、韓国の2大銘柄がメモリ半導体の巨人であり、CXMTのIPOや中国の装置製造の進展が示す「信用できる、資金力のある競争相手」の出現に直接的な脅威を感じたためです。多くのアナリストは、今回の11%の急落は「瞬間的な反射反応」や「夏のリセット」であり、構造的な崩壊ではないと見ていますが、西側および韓国の半導体支配に対する長期的な競争の脅威は現実のものとして強まっていることを認めています。