トランプ氏、交渉関係者、およびハマス幹部の説明によると、合意には以下の内容が含まれているとされています。
しかし、最大の不確定要素は、トランプ氏が発表した合意にハマスとイスラエルの両方が当事者として同意しているのかが明確でない点です。ニューヨーク・タイムズ紙は、「ハマスとイスラエルからの即座のコメントはなく、どちらかがこの計画に同意したかどうかは不明である」と報じています 。
ネタニヤフ首相府の反応は、当初から冷ややかなものでした。2026年初頭、平和委員会がイスラエル抜きで設立された際、首相府は「イスラエルと調整されておらず、その政策に反する」と批判していました 。7月30日のトランプ氏の発表を受けても、イスラエル政府高官は「ハマスを利するような合意は受け入れられない」と述べ、楽観論を一蹴しました 。
イタマール・ベングビール国家安全保障相は、さらに強硬な立場を示しました。彼は同日、「ハマスを壊滅させ、パレスチナ人のガザからの移住を促進することが、イスラエルが参加できる唯一の解決策である」と宣言し、「我々の破滅を旗印とする悪魔と、協定を結ぶことはない」と述べて、合意を断固拒否しました 。彼は7月27日にも、限定的な国際安定化部隊(ISF)のガザ展開を承認する安全保障閣議で反対票を投じており、ハマスが武装解除の約束を果たしていないと主張していました 。
イスラエル全体の反対姿勢は、「平和委員会がイスラエルを軽視している」「ハマスが真の武装解除を行っていない」「提案された合意はハマスの組織構造を温存するものであり、その壊滅を達成できない」といった認識に基づいています。
ハマス幹部は7月30日、AFP通信に対し、武器とイスラエル軍の段階的撤退について合意に達したと述べました。ただし、その説明は「イスラエルとの間で合意に達した」というもので、イスラエルの立場とは矛盾しています 。カイロの調停筋は、協議は依然として進行中であり、重要な詳細は未解決のままであると報告しています 。
さらに、このような和平交渉が行われている最中も、ガザ地区での戦闘は続いていました。ロイター通信は、7月30日、調停者がハマス指導者と新たな協議を行っている最中にも、イスラエルの空爆により少なくとも3人(子ども2人を含む)が死亡したと報じています 。平和委員会自体は、トランプ大統領の発表の内容について即座のコメントを控えています 。