二層構造のエージェント・アーキテクチャ。 ザッカーバーグCEOは、エージェントを開発・構築するための「デベロッパー向けAIツール」と、一般ユーザーが日常的に接する「コンシューマー向けパーソナルエージェント」に区別した。
WhatsAppが主要インターフェースに。 彼は、ユーザーがすでにメタのAI(Meta AI)と対話している主要な場としてWhatsAppを挙げ、今後、消費者向け・ビジネス向け双方のエージェントにとって最重要の流通チャネルになると述べた。
メタは第2四半期中に、WhatsAppとMessenger上で法人向けAIエージェント「Meta Business Agent」を全世界でローンチ。すでに週間利用ベースで100万以上の企業が顧客対応や販売に活用している。この展開はInstagramのDMにも拡大中だ。ザッカーバーグCEOはこれを「ビジネス・イン・ア・ボックス」と表現。AIエージェントが顧客サービス、販売、サポートを箱から出してすぐに処理できると説明した。
フリーキャッシュフローの崩壊。 第2四半期のフリーキャッシュフローは前年同期の85億5000万ドルから91%も急減し、わずか7億8400万ドルとなった。メタはこの四半期だけで約311億ドルを設備投資に費やし、これは営業キャッシュフロー319億ドルのほぼ全額に相当する。
2026年の設備投資見通しを上方修正。 メタは2026年の設備投資ガイダンスの下限を1300億ドル(従来は1250億ドル)に引き上げ、上限は1450億ドルのままとした。これは2025年の設備投資額720億ドルの約2倍にあたる。
売上高 vs 利益。 売上高は608億ドル(前年同期比28%増)と予想を上回ったものの、1株当たり利益(EPS)は6.18ドルにとどまり、アナリスト予想の約7.17ドルを下回った。総費用は55%増の420億ドルに膨らみ、その主因はAIインフラ投資、24億ドルの訴訟関連費用、そして人員整理費用である。
2026年7月、メタはブラックロックとの合弁事業を発表。テキサス州エルパソに新しいAIデータセンターキャンパスを建設する。投資額は約140億ドルと報じられている。この1ギガワット級の施設は、メタの巨大なインフラ拡張計画の一部である。
メタのVR・AR部門「Reality Labs」は、第2四半期に46億2000万ドルの営業損失(売上高は4億3100万ドル)を計上した。これにより、同事業の財務情報開示開始以来の累積損失は800億ドルを超えた。損失額は一部のアナリスト予想よりは小幅だったが、依然として大きな資金流出源であることに変わりはない。
決算発表直後の時間外取引で、メタの株価は約10%下落した。株価は通常取引終値から9.64%安の529.15ドルまで落ち込んだ。この売りは、AI関連コストの急増、フリーキャッシュフローの減少、EPSの未達、そして設備投資見通しの上方修正に対する投資家の警戒感を反映したものだ。