ボラ・ティヌブ大統領は2026年7月24日、シリル・ラマポーザ大統領がアブジャに派遣した特使団との直接会談を拒否した。この代表団は南アフリカの国際関係協力大臣ロナルド・ラモラが率いており、ケープタウンで南アフリカ警察によるナイジェリア人チカ・イベ氏の拷問・殺害疑惑が新たな怒りを呼ぶ中、到着した
。ティヌブ大統領は代表団に対し、代わりにソラ・エニカノライ外務副大臣と会談するよう指示した。これはナイジェリアの深まる不満を示す、重要な外交的拒絶である
。一部報道によれば、ティヌブ大統領は南アフリカ側が二国間安全保障協定を先に批准するよう求めたという
。
「March and March」は2024年3月に設立された南アフリカの市民団体で、不法移民問題に焦点を当て、ジャシンタ・ンゴベセ・ズマ氏が主導する。2026年、そのデモ活動は全国に広がり、外国人に対する暴力行為と関連付けられている
。
抗議活動は2026年4月下旬に本格化し、数百人のメンバーがプレトリアとヨハネスブルクの路上にあふれた。6月30日までに、団体は不法移民に対する非公式の「期限」を設定し、大規模な全国的行進を引き起こした
。2026年7月1日には、南アフリカの主要都市で何千人もの人々が行進し、警察と民間警備会社が厳重に配備された。略奪と暴力の中、900人以上が逮捕された
。いくつかの都市では軍隊が待機状態に置かれ、商店は閉店し、外国籍市民は逃亡した
。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は2026年5月20日、南アフリカの自警団がここ数週間、アフリカおよびアジア系外国人を標的とした暴力的な外国人排斥攻撃を行っており、警察の対応は不十分か皆無であるとする公式報告書を発表した。HRWはこの暴力を「March and March」運動と関連付けた
。HRWは2026年6月29日にも詳細な報告書を発表し、自警団がヨハネスブルクで戸別訪問し、自宅から人々を連れ去り、難民や亡命希望者が「嫌がらせ、脅迫、身体的暴行」を受けていると非難した
。7月10日までに、自警団はヨハネスブルク、ソウェト、ダーバンでの攻撃を激化させた
。
南アフリカ当局は、多数の不法移民の積極的な送還を進めている。7月1日の全国的な抗議活動中には、1日で900人以上が逮捕された。複数の報道によれば、6月30日の期限前に、数千人のアフリカ諸国出身の外国人がすでに南アフリカから逃亡しており
、政府は大規模な送還を実施している。
アフリカ人権人民委員会は2026年4月27日、南アフリカにおけるアフリカ諸国国民に対する外国人排斥攻撃と自警団の行為を非難する公式声明を発表した。ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)とアフリカ連合(AU)はこの危機に緊密に対応しているが、ガーナが提出したとされるAU首脳会議への問題提起の請願や、ECOWASによる支持についての具体的な詳細は、入手可能な資料からは直接確認できなかった。